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よい面を見つけよう

今日のおすすめの一冊は、マーク・レクラウ氏の『習慣を変えれば人生が変わる』(ディスカヴァー)です。その中から「人生はいつからでも遅くない」という題でブログを書きました。

本書の中に「よい面を見つけよう」という心に響く文章がありました。

 人生を決定するのは、自分の身にどんなことが起こるかではなく、それにどう対処するかである。人生では悪いことが起こるが、その経験にどう向き合うかは心の姿勢に左右される

私たちは楽観主義者になることも悲観主義者になることもできる。言い換えると、「よい 面を見つける人」「悪い面を見つける人」のどちらにもなれるということだ。どちらを選ぶかは、私たち次第である。 

「よい面を見つける人」はつねに人生の明るい面を見る。彼らは現実を直視しつつも、いたるところに恩恵を見る。 一方、「悪い面を見つける人」は厳しい現実にがっかりし、たえず問題について不平を言い、 いつもみじめな思いをして暮らしている。

「悪い面を見つける人」になることは非常に危険である。なぜなら、そういう心の姿勢は絶望につながりやすいからだ。 「悪い面を見つける人」は自分が被害者だと思い込んでいる。彼らは自分がそういう現実をつくり出していることに気づいていない。

たとえば、どんな仕事を見つけようと、ひどい上司に遭遇する。どんな相手と結婚しようと、その伴侶は思いやりがない。どんなレストラ ンに行こうと、サービスが悪くて料理がまずい。こんな具合にいつも問題が発生するので、 彼らは世の中にすっかり絶望してしまうのだ。 

朗報を紹介しよう。 人生のポジティブな面に意識を向けて楽観的に解釈する訓練をすれば、「よい面を見つける人」になることができるのだ。 

どんな状況でも受け入れて最善を尽くすことができる人は誰の周りにもいる。彼らのモットーは「この状況はいずれ好転する」である。 「よい面を見つける人」になるためには、自分の人生で恵まれていると思うことに感謝し、 それを日記に書きとめるといい。 

《いつも最善のことが起こるとはかぎらないが、自分の身に起こったことの中に最善のものを見いだすことはいつでもできる。》
(タル・ベン・シャハー/心理学者・ハーバード大学講師)

◆小林正観さんは、《「幸」も「不幸」も存在しない。 そう思う自分の心があるだけ。》という。万人が認める「幸せ」あるいは「不幸せ」というものはこの世には存在しない。

たとえば、「自転車で転んで足を骨折してしまった」ということがあったとする。ある人は、「なんてツイてない、自分はこんな嫌なことばかり起こる。ホントに不幸だ」という。

また、別のある人は、「この程度で済んでよかった。車に引かれたりしたら、もっとおおごとになっていた。自分はツイてる。幸せだ」と思うかもしれない。

同じ事実があったとしても、それをどう解釈するか、どんな見方をするかで、その考え方や生き方はまるっきり違ってしまう。

これは、考え方のクセだ。だから見方や考え方の訓練をすれば、このクセは容易に変わる。

「よい面を見つけよう」という言葉を胸に刻みたい。

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