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人生に礼儀正しく!

今日のおすすめの一冊は、笠巻勝利氏の『眼からウロコを落とす本』(PHP文庫)です。その中から「幸運の神様が嫌いな人」という題でブログを書きました。

本書の中に「人生に礼儀正しく!」という心に響く文章がありました。

世の中には、色々な法則があるが、その中の一つに、「汝から出ずるものは汝に返る」がある。 これは『孟子』に出て来る曾子(そうし)の言葉である。 よいことをすれば、よい結果につながっていく。 

もちろん、悪いことをすれば悪い結果を招くことになる。 だから、善行を積むことを奨めているのであろう。 仏教においての、「善因善果」「悪因悪果」と、同じ教えである。 「鉄は自ら出た錆で自ら滅ぶ」という言葉もある。 

今、人生が嫌になっている人は、人生に対して好かれないようなことをしてきたかもしれない。 「人生に礼儀正しくすれば、人生も礼儀正しくしてくれる」という言葉もある。 

もう一度、自分の人生だけではなく、周囲の人たちに対しても、どうあればよいか考えてみよう。 自分の存在が周囲の人たちに喜ばれるようにすることが必要である。 それには、いつも相手が何を考えているか、自分が何をすればよいか考えて行動するとよいだろう。 

人々は暗い顔より笑顔が好きである。 人々は誰かが行動するより、あなたの行動を期待している。 人々から「ありがとう」と感謝されるような人間になろう。 「あなたがいると、助かるね」と、「彼がいるから迷惑」では、天と地の開きがある。

 周囲の人たちに貸しをつくることを考え実行してみよう。 すると、周囲の人たちは、あなたに借りを返そうとするだろう。 逆に、やるべきことをやらない、守るべきことを守らないなど迷惑、マイナスな行為は、借りをつくっていることになる。 

すると、周囲の人たちは、あなたがいない方がよいと排除しようとする。 それでは、職場も仕事も嫌になってくるだろう。 

「天秤(てんびん)の法則」とは、「世の中の貸し借りは、正確無比にバランスを保っている」というものである。 たとえば、香典やご祝儀なども、あなたがたくさん出せば、相手もたくさん返してくれる。 もちろん、少なく出せば相手も少なく返してくる、というものである。 

まるで鏡に映し出すようなものである。 だから、「反射の法則」と言う人もいる。 オーストラリアなどでは、「ブーメランの法則」と言って大切にしている。 ブーメランは、きちんと決められた投げ方をすれば、きちんと手元に返ってくる。 もちろん、いい加減に投げれば、いい加減な方向へ行ってしまう。 

◆齋藤孝さんの本の中に、「子どもが荒れていて手のつけようのない学級崩壊したクラスが、あることをやったらピタっとおさまった」、という話があった。 

「男の子は『君』づけで、女の子は『さん』づけで呼ぶようにした」 たったこれだけのことだが、君づけやさんづけで呼んだあとに続く言葉づかいが、みんな丁寧になったという。(「できる人」の極意)より 

汚い言葉を吐けば、汚い言葉が返ってくる。 温かい言葉で接すれば、温かな言葉が返ってくる。 「人生に礼儀正しくすれば、人生も礼儀正しくしてくれる」 人生に対して、礼儀正しくありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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