今日のおすすめの一冊は、河合雅司(まさし)氏の『縮んで勝つ 人口減少日本の活路』(小学館新書)です。その中から「人口減少する日本の活路」と題してブログを書きました。
本書の中に「人口減少は最大の国難」というショッキングな文章がありました。
◆河合氏は、戦略的に縮むためのいくつかの活路があるという。それは・・・。
●《「従業員1人あたりの利益」を経営目標とせよ》
生産性向上で個々の「稼ぐ力」をアップさせる。売上や店数といった、量的拡大ではなく、質的成長を目指すこと。人手をかけずに利益をあげる方向にシフトする。
●《商品を高付加価値化する》
「薄利多売」型モデルは通用しなくなる。高い値段であっても買いたくなるものを開発する。「良いものはそれ相応の値段がする」という方向への転換だ。
●《中小企業も独自に海外へ進出せよ》
日本ならではキラーコンテンツを輸出する。日本の中小企業の大多数は内需型企業。人口減による消費者不足により国内マーケットの縮小は、死活問題だ。内需型とみられてきた小売業や飲食業でも海外進出を考える必要がある。
また、このほかには「外国人依存脱却」「女性の戦力化」「地域集住」等の活路があるという。
「人口減少は最大の国難」という言葉を胸に刻みたい。
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