今日の一冊・「生命のバカ力」(村上和雄)
今日のおすすめ本は、村上和雄先生の「生命のバカ力」です。村上先生の講演は、4.5回聞いたことがあります(1回は講演を主催)。真面目な顔でニヤリとして、メチャクチャ何度も笑わせるのです。この方が遺伝子の研究でノーベル賞級の発見をされた方なのか、イメージ違うな、と最初はびっくりしたことを覚えています。
村上先生は、遺伝子を研究していく過程で、「笑い」が病気を治すことに注目し、吉本興業とタイアップして実験までしているんです。「笑い」が良い遺伝子のスイッチをオンにするからだそうです。だから、講演でも「笑い」が多いんですよね。
今、コロナのことがどうしても、頭から離れないので、読む本(読むページ)も「がんばろう」「困難を乗り切ろう」「新しい発想をしよう」「明るくポジティブに生きよう」みたいな、テーマになってしまいます。今回も、そのひとつです。それには、モノの見方、考え方が密接にからんできます。
モノには二面性があると村上先生は言っていますが、これは、二面思考といって、裏と表を常に考える思考です。一面だけしか見ない人は、どうしても考え方が(声の大きい方に)流されやすくなります。裏を見ず、表面だけしか見ないわけですから。実際、世の中の世論って、ほとんどそうなってます。
そして、表面しか見ない一面思考の人は、結構、声大きいです。それを寸分の疑いもなく、信じてますからね。正義感を振りかざす人も同じです。で、村上先生は、困難な中にも、プラスの面を見つけようと言っています。これは、病気でも、災害でも、このコロナ禍でも同じです。
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