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割に合わないこと

今日のおすすめの一冊は、鍵山秀三郎氏の『人生をひらく100の金言』(致知出版社)です。その中から「微差はやがて大差となる」という題でブログを書きました。

本書の中に「割に合わないこと」という心に響く文章がありました。

不合理で割に合わないことほど、将来よいことが起こる種まきになる。逆に都合のいいこと、利益が出ることをやって、人からうまいことをやっているなあと思われるようなことをしていると、長い目で見ると、いいことが起きない。逆にマイナスのことが次々と起きてくる

■いまの人は、自分にとっての好都合ばかり求める傾向が強いですね。けれども、自分の好都合というのは人の不都合につながることが多いのものです。にもかかわらず、自分の好都合さえ満たされれば、それが幸せだという考えが不幸のもとなんですね。

◆割に合わないこととは、大きな努力で小さな成果を得ることだ。そして、それはすぐには成果がでない

鍵山秀三郎氏は、「だれにでもできる簡単なことを、だれにもできないほど続けてきた」という。だれにでもできることとは、たとえば「掃除」「ゴミ拾い」「早起き」「読書」「勉強」等々。どれも、すぐに成果の出ないことばかりだ。

「損と得あらば損の道をゆくこと」ダスキンの創業者、鈴木清一氏の言葉だ。得の道とは、自分の欲や利益を優先させる、自分さえよければいいという、利己の道。割に合わないことはしない人だ。

損の道とは、自分の利益は後回しにして、人の幸せや喜びを考える、利他の道。割に合わないことをする、徳をためる人だ。自分の都合ばかり考えずに…

「割に合わないこと」を喜んでする人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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