あまりに居心地よい環境にいると
今日のおすすめの一冊は、スティービー・クレオ・ダービック氏の『新 自分を磨く方法』(ディスカヴァー)です。その中から「完璧を目指さない」という題でブログを書きました。
本書の中に「あまりに居心地よい環境にいると」という心に響く文章がありました。
◆誰でも、どんな人でも、苦労や困難や災難がないことを願う。 あえて、厳しい状況に陥ることなど、一人も望まないからだ。 しかし、世の中は逆説と不思議に満ちている。 だれもがうらやむような、居心地のいい幸せな環境の中では、人は成長できない。
松下幸之助翁は、「自分は、貧乏で、学歴がなく、病気がちだった。だから成功した」とよく言ったそうだ。 その中のたった一つのことでさえ、我々はへこたれてしまい、何かをできない言い訳にするだろう。
逆境に陥ったとき、その不運を嘆いたり、愚痴を言ったりせず、 それを乗り越える努力を粛々とする人に運は巡ってくる。 完璧な条件のもとでは、アメーバーでさえ長生きできないという。
泣きたくなるような厳しい状況こそが、我々を育て成功に導いてくれるのだと、肝に銘じたい。
今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす