今日のおすすめの一冊は、渡辺和子氏の『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)です。その中から「依頼心と甘えを捨てる」という題でブログを書きました。
本書の中に『「面倒」だからこそ、する』という心に響く文章がありました。
◆鎌倉時代の武士、北条重時にこういう言葉がある。
「たとえ身分の低い者であっても、見送りをしてくれるならば、馬をそちらの方向に引き向けて、丁寧に礼をするといいだろう。身分の低い者でも、帰る際には少し見送ってやるのがよく、とにかく、人よりも余計に礼を尽くすのがよろしい」
現代なら、部下や目下の人、あるいは取引業者等々に対しても礼を尽くすということ。相手への敬意がなければ、礼を尽くすことはできない。
礼を失した失礼な行為とは・・・
「ポケットに手を突っ込んだまま話す」
「相手が立っているのに、こちらは座ったままいい加減な挨拶や礼をする」
「お客様がお見えになったり、お帰りになる時、座ったままで立たない」
「挨拶の時でも、平気で帽子をかぶっている」
「相手が話しているのに、自分は下を向いて携帯をいじっている」
面倒だからこそ、やらなければならないことは多くある。
面倒だからこそ、する人でありたい。
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