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今が本番、今日が本番

今日のおすすめの一冊は、青山俊董(しゅんどう)氏の『あなたに贈る 人生の道しるべ 続・ことばの花束』(春秋社)です。その中から「あったかい座ぶとんのような人」という題でブログを書きました。

本書の中に「今が本番、今日が本番」という心に響く文章がありました。

《今が本番、今日が本番、今年こそが本番。明日がある、明後日があると思っているうちは何もありはしない。肝心な今さえないんだから。》(東井義雄)

師走を迎えるたびに、声も姿もない時の流れに、月日という、師走や正月という名前と区切りをつけ、人の意識にのぼらせようとした古人の智恵を思う。

相田みつをさんに「そのうち」と題する詩がある。

「そのうちお金がたまったら、そのうち家でも建てたら、そのうち子どもから手が離れたら、そのうち仕事が落ち着いたら、そのうち時間のゆとりができたら。そのうち・・・そのうち・・・そのうち・・・と、できない理由をくりかえしているうちに、結局は何もやらなかった空しい人生の幕がおりて、頭の上に淋しい墓標が立つ。そのうち、そのうち、日が暮れる。いまきたこの道、かえれない」

願わくは、こんな年の暮れや人生の暮れにならないよう、「今が本番、今日が本番」と立ち向かってゆきたいものである。

◆相田みつをさんの「そのうちそのうち」という詩がある。

『やれなかった /やらなかった /どっちかな /やらなかった理由をさがせば /いくらでもあるんだよなあ… /人間は他人に弁解しているうちはまだいい。 /自分が自分に一生懸命弁解していることがある。 /ひとごとじゃない。 /自分のこと。 』

具体的に動かなければ、何一つ変わらないのはわかっているのに、動かないのが人間だ。理屈や評論は得意なのに一つも行動しない。我々が住んでいるこの地球は、行動によってしか変わらないのに・・・。

「今が本番、今日が本番」の気持ちで、本日ただ今より、少しでも、行動し、前に進みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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