今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『ただしい人から、たのしい人へ』(廣済堂出版)です。その中から「好奇心、興味、関心は謙虚さのひとつ」という題でブログを書きました。
本書の中に「菅長の挨拶」という心に響く文章がありました。
「ためにする」という言葉がある。ある目的に役立たせようとする下心をもって、事を行うことだ。「あいさつ」は本来、人間関係を円滑に取り運ぶための、気持ちをよくするため行為だ。
その挨拶も、「ためにする」ならかえってしないほうがいい。「こっちが真剣に挨拶しているのに、なぜ挨拶しないのだ」と険悪な雰囲気になる。よくありがちなシーンだ。
本当に人の心を溶かす行為は、押しつけがましくはない。ましてや強圧的でも、不機嫌で行われるものでもない。
「管長の挨拶」の話を胸に刻みたい。
今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす