見出し画像

友人を見ればあなたがわかる

今日のおすすめの一冊は、北川八郎氏の『ブッダのことば「百言百話」』(致知出版社)です。その中から「悪行は自分を一番傷つける」という題でブログを書きました。

本書の中に「友人を見ればあなたがわかる」という心に響く文章がありました。

釈尊はいう。「どのような友をつくろうと、やがて人はその友のような人になる。悪い友と交わるな。卑しい人と交わるな。善い人と交われ。尊い人と交われ。」

人は失意と不遇の中にある時、どんな人と交わるかで、その人の人格や運が見えてくる。友はその人の心のレベルに呼応(こおう)して変わってくる。人は同じ目つきの仲間と同じ服装の友と、輪をつくる。まず、心を澄ませ、尊敬する人をつくるといい。

三人、尊敬する人を持つと、いつしか、自分も尊敬される側に立っているだろう。だから、人に尊敬を求めなくていい。ひたすら、快におぼれず、怒りなく、人のよろこびを祝ってあげられる人となれ。人にやさしくあれ。老人にやさしくあれ。弱い人を助けよ。怒りのまま人生を送るなかれ…。

アリストテレスはいう。「友人は第二の自分である」。今つき合っている友を、少し離れて眺めてみるがいい。その姿が、あなたなのです。善き人からは、善きエネルギーがもらえ、悪しき友からは悪しきエネルギーをもらい人を害し、自分の魂を傷つけ、やがて自分のしたことに自分で苦しむようになってゆく。

心して、善き友を選べ、善き友がいない時は独りで、本を読み、善き友と善き年上の人と語り、善意の輪の中に入ってゆくがいい、きっとオーラが澄んでくる。

◆順調にいっている時より、逆境や不遇の時にこそ、その人の本当の姿がわかる。つまり、せっぱつまり、追い詰められたとき、どんな行動を取るか、だ。「貧(ひん)すれば鈍(どん)する」という言葉があるが、窮地に陥(おちい)った時は、心まで卑しくなってしまうことがある。

どん底にあるときには、魔が入りやすい。表面的で薄っぺらな甘いささやきの、うわべだけ優しい悪しき友や、卑しい仲間の言葉に、つい心を動かされてしまう。

今付き合っている友には、必ず自分と似たところがある。同じ価値観や、同じ好みがあるからこそ、友人でいられるからだ。善き人を友とし、善き年上の人に好かれる人でありたい

「友人を見ればあなたがわかる」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


いいなと思ったら応援しよう!