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からっぽのバケツ
今日のおすすめの一冊は、『心を豊かにする100の言葉』(PHP)の中から千玄室氏の心に響く言葉です。その中から天野祐吉(ゆうきち)氏の「からっぽのバケツ」という題でブログを書きました。
《からっぽのバケツほど、大きな音を立てる》
(天野祐吉・ゆうきち/コラムニスト)
どこかのことわざです。テレビの討論なんかを見ていると、よくこの言葉を思い出します。でっかい声で相手を言い負かそうとしている人ほど、中身がからっぽのことが多いようです。
ひとのことは言えません。僕自身も、言うことに自信がないときは、つい声が大きくなっている。どうせ中身なんかないんだから、無理して小さな声で話すこともないけれど、気どらず、気張らず、ふつうの声で話したいもんですね。
◆中身がからっぽの人ほど、虚勢を張って強がってしまう。大きな声を出したり、威張ったりして、自分を大きく見せようとする。
弱さをさらけ出せる人は、実は強い人だ。逆に、弱さをさらけだせずに、強がっている人は、本当は弱い人。強がっている人は、「ツッパる」「背伸びをする」「カラ威張りする」「見栄をはる」人。
自分の弱さをさらけだせる人は、たとえば、自分の失敗をネタにできるような人だ。失敗を隠さずに、それをネタにして笑いをとるような人。
「からっぽのバケツほど、大きな音を立てる」という言葉を胸に刻みたい。
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