今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『小さな人生論』(致知出版社)です。その中から「苦難は幸福の門」という題でブログを書きました。
本書の中に「人物とは言葉である」という心に響く文章がありました。
◆人はどんな言葉を発するかで決まる。その言葉が軽く浅薄だったら、軽く浅薄な人だ。その言葉が重く深く、厚みがあったら、重く深く厚みのある人だ。
まさに、中国明代の儒学者である呂新吾(ろしんご)が 、名著『呻吟語』で「人物について」語っている
深沈厚重(しんちんこうじゅう) 是第一等素質
磊落豪遊(らいらくごうゆう) 是第二等素質
聡明才弁(そうめいさいべん) 是第三等素質
安岡正篤氏はそれをこう語っている。
第一等の人物は、深沈厚重どっしりと落ち着いて深みのある人物だ。
細事にこだわらない豪放な人物は第二等の人物。
頭が切れて弁の立つ人物は第三等である、と。
「人物とは言葉である」という言葉を胸に刻みたい。
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