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投げかけたものが返ってくる
今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『啼(な)かなくていいホトトギス』(中経出版)です。その中から「楽しい話の収集家になろう!」という題でブログを書きました。
本書の中に「投げかけたものが返ってくる」という心に響く一節がありました。
宇宙に投げかけたものがどのようにして返ってくるかというと、倍返しで返ってきます。
不機嫌を投げかけた人は、その倍の不機嫌に囲まれることになります。笑顔を投げかけた人は、その倍の笑顔に囲まれることになります。何も投げかけなかった人は、何も返ってきません。
やさしさをたくさん投げかけた人は、たくさんのやさしさに囲まれます。温かいものをたくさんまわりに振りまいてきた人は、温かいものに囲まれることになります。投げかけたものに自分が囲まれるのです。
ここのところをずっと考えていくと、最終的には自分のためだということに気がつきます。世の中に喜ばれるように生きる。なるべく不機嫌を投げかけないというように生きていくことが、人格者として理想的な生き方としての話ではなくて、自分自身の損得勘定であるということに気がつきます。
笑顔や温かさ、やさしさ、を投げかけたほうが得なのです。ただ、夢や希望を言って「神様、思うように叶えてください」と言うのは、今の生活が気に入らない。もっと何とかしろ。もっともっとほしい。もっと手に入れたいということにほかならないからです。
家族や職場で、不機嫌に囲まれているとしたら、それは自分が不機嫌を投げかけているから、と正観さんいう。しかし、不機嫌な上司の下にいる人は、それでは納得ができないかもしれない。先にむこうが不機嫌になってしまうのだから…。
しかし、それでもなお、正観さんは笑顔を投げかけ、温かさとやさしさを投げかけたら、と言う。
体が痛いと訴える人に、「笑わないと痛いみたいですよ」と言うと相手は反論して、「痛いから笑えないんです」。すると正観さんはさらに、「笑わないと痛いみたいです」。相手は反論して、「痛いから笑えないんです」と、延々と繰り返す。
素直な人は、病気も治りやすいし、事業も成功する。いいということは、ああだこうだ言わず、淡々と素直に受け入れるからだ。
だからこそ、ただひたすら、よいことを投げかける人生を歩みたい。
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