今日の一冊・「ポジティブ練習帳」(志賀内泰弘)
今日のおすすめの一冊は、志賀内泰弘氏の「ポジティブ練習帳」です。今日、この本の中から、ブログにとりあげたのは『嫌なことがあったら、「これはいいことが起きる前兆だ」と思い込む』です。
萩本欽一さん(きんちゃんです)は、「イヤなほうから幸運の矢が飛んでくる」と言います。それは、坂上二郎さんとコンビを組むときのこと。当時、一番コンビを組みたくなかったのが、二郎さんだったそうです。二郎さんがなぜイヤだったかというと、笑いにしつこいから。本人が嫌いじゃなくて、逆にいうとうまいからイヤだったそうです。
欽ちゃんの信条に「イヤだと思うところから来たものに運がある」というのがあります。つまり、これは、「嫌なことがあったら、これはいいことが起きる前兆」と同じです。人は、だれでもイヤなことを好む人はいません。できればイヤなことは起こらないでほしい。しかし、逆に考えると、「いいこと」ばかり起こる人生というのはありえません。
「いいこと」と「イヤなことは」交互に起こります。まさに「禍福は糾える縄の如し」です。これは、「人生万事塞翁(さいおう)が馬」とも言われます。中国の「淮南子」に書かれた物語で、村の老人が飼っていた馬が逃げてがっかりしていると、その馬が別の素晴らしい馬を一緒に連れて帰ってきた。しかし、老人の子供がその馬から落馬して足の骨を折ってしまって、こんなツイてないことはないと嘆いたが、そのとき戦争が起こり村の若者は徴兵された。しかし、その息子は足を折っていたために戦争に行かずにすんで、命が助かった。という話です。
「イヤなことが起きたな」と思ったら、「次は必ずいいことがくる」と思えば、人生において、大方のことは思い悩むことはなくなります。
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