今日の読書 法廷通訳人 (丁 海玉著)
韓国語の法廷通訳人の筆者が自身の活動をもとにその日常を記したエッセイ。裁判所法という法律で日本の法廷では日本語を話すことと規定されており、被疑者が外国人で日本語が通じない場合は当然日本語を介する通訳の利用が必要不可欠となっている。法廷通訳は通常の通訳とはことなり、自身の解釈を挟むことなく一字一句を通訳しないといけない。これがどれほど高度で骨の折れる芸当で集中力を要することなのか、試しに日本語のニュースを5分間そのままおうむ返ししてみるだけでもおわかり頂けることだろう。