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屋号のロゴデザイン、フリーランスの場合

来年の1月1日でフリー12期目に入ります。

普段は氏名で仕事をしているのであまり前面に出していないのですが、屋号に「エモーショナル」という名称を使っています。ロゴは自分でデザインしていますが、飽きてきたということもあって先日リニューアルしました。

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下が新しいロゴです。ご覧のとおり、サンセリフ系になりました。時流に乗ったかたちになりました笑

前のロゴはVariableという書体をベースにして全体に手を加えたものだったのですが、新しいほうはNeue Haas Unicaをほぼそのまま使っています。Eとtを部分的に斜めにカットし、tiをリガチャにしただけで、あとは元のグリフのままです。それだけでも、オリジナル書体のままではどこか締まらなかった印象が変わって、ロゴらしくなったと思っています。

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GoogleやMicrosoftといったテックジャイアントから、Airbnbなどのスタートアップ企業、Burberryのようなファッションブランドまで、シンプルなサンセリフ系のロゴにリニューアルする企業が近年目立ちますが、その理由はもう語り尽くされていると思います。btraxの記事「最近のスタートアップのロゴのスタイルが似通ってきている問題について」あたりが、よく整理されていて分かりやすいです。

『知名度が低いうちはロゴも他とは異なる奇抜なデザインで目立つことで覚えてもらう事を目的としていたのが、徐々に市民権を得て、一般ウケするものへと変貌を遂げる。まるでこれはデビュー当時は奇抜なメイクで目立っていたビジュアル系バンドが売れてくるにつれて、地味な服装とスッピンになっていくのに近い感覚だろう』

単なる屋号のロゴと、CIやブランディングの一部としてのロゴを並列に語るのは重みが違いすぎてちょっと恥ずかしいのですが、気分としては自分も上記の感じに近いです。ロゴで何かをアピールするよりも、引き受けている仕事や個人プロジェクトのほうで成果を出すことが肝要だし、ロゴはニュートラルなものにしておきたいという気持ちが強くなりました。

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デザインを変更したのは今回で2度目ですが、これで10年くらい維持できればと思っています。あと10年フリーを続けるのかは、全然別の問題ですけど。




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