温泉道場 山崎社長から学んだこと
みなさん、こんにちは!
カタグルマの大嶽です。
コドモンさんからのご依頼でこちらのセミナーにゲスト出演します。
コドモン主催オンラインセミナー
今回は以前コドモンさんの朝礼でお話しさせていただいたお話を改めて話して欲しいというご依頼があって、そのアップデート版をお話ししたいと思ってます。
それは、
「経営戦略、園児募集、採用を地域別に整理する」
ということです。
是非お楽しみに^_^
さて、先日温泉道場という会社の山崎社長と1日一緒に過ごす機会がありました。
温泉道場は、「おふろカフェ」というブランドでこれまで無かった若者向けの温浴・スーパー銭湯業態を先駆けて作り、今では立ち行かなくなった銭湯などをリノベーションして、復活させる、まさに「スーパー銭湯業界の”星のや”」のようなポジションを確立されてます。
また、埼玉県という地域に根差す想いから「埼玉武蔵ヒートベアーズ」という球団のオーナーを務め、そのアドバイザーには「ホリエモン」こと堀江貴文さんが参画しておられます。
実はこの温泉道場の社長は前職の船井総研の後輩で、その時は、ほとんど関わりがなかったのですが、今回あるきっかけにより関わることになりました。
温浴やスーパー銭湯というのは皆さんの地域にも少なからずあると思いますが、市場は年々縮小し、2000年代前半をピークに、市場の飽和と共に事業再編が起こり、その頃よりも現在は件数は半減しています。
しかし、温泉道場は順調に事業を拡大されています。
設備投資はできるだけローコストにして固定費を抑え、ソフトはターゲットを若者やカップルに特化させ、これまでその層が体験したことのない空間で独自の体験を提供されています。
その山崎社長と話をしていて、素晴らしいなと感じたことがいくつかありますが、特に感じたのは目指す目標と野心について。
温浴の一つの業態にサウナがあり、私も大好きな趣味の一つですが、そのサウナの発祥はフィンランドです。
「ロウリュ」という言葉を聞いたこともあるかもしれませんが、これはフィンランド発祥で、サウナストーンにアロマ水などをかける行為を言います。
それによりサウナルームは温度も湿度も上がり、まさにサウナーの大好物でもあるわけですが、そのフィンランドで、
「おふろカフェブランドを逆輸入して、フィンランドでスタンダードにしたい」
という目標があるそうです。
海外展開などの壮大な目標自体ももちろん素晴らしいのですが、日本発祥の「おふろカフェ」を本場で導入し、誰もが知る、楽しめるスタンダードな存在のブランドにしたいという、その「おふろにかける想い」に大変共感をしました。
例えて言うならば、アメリカで生まれたアメリカ人が経営する人気の寿司屋さんが、日本で勝負して、日本人に評価され、日本国内でスタンダードになる、ということでしょう。
とてもハードルが高い目標ですが、一つの業界に根差して、死ぬまで携わり続けると覚悟した人間ならば、それくらいの気概を持つべきなのでは?と考えさせられました。
「起業は意思が10割」という新規事業をこれまで数多く手がけ、ラクスルやケアプロの立ち上げにも参画し、数多くの大企業の役員経験のある守屋さんの本がありますが、起業や経営は、
「イシ・コト・ヒト・カネ」
であると。
意思がないのにはじめてはいけない、人は心が原動力であり、挑戦したいという熱量が全てを決める、その上で、コト(事業の構想)をつくり、共感するヒトを増やし、多くのヒトに話をして(壁打ち)、その上で推進していくためのカネの必要性があり、それを回す資金繰りや財務の必要性が出てくるわけです。
どんなフェーズにいても、それが創業50年、100年の会社でも、経営者やオーナーの「イシ」が重要で、そこに共感者がついてきて、実現可能性を高めるわけです。
大きな夢や野心がある経営者ほど惹かれていくのは私だけでしょうか?
それが浮世離れしていても、誰が聞いても笑われるものだとしても、本人が本気で強い意思のもとにチャレンジしているならば、私はその姿勢に惹かれてしまいます。
ただ、どこかのタイミングでそれだけでは行き詰まるし、厳しくなるのも現実ですから、理念と算盤、右脳と左脳、アートとサイエンスのバランスも重要です。
そして、それらバランスを経営者1人で取るわけではなく、チームや組織で作れば良いのです。
そのような経営者がいるチームは大概共感者が多く、その経営者の短所を補う補完関係であることが多いものですね。
今度、山崎社長にオススメしてもらったサウナに行ってきたいと思います。。笑
ではまた!