奇跡の出会い
このとろろ、僕の周りの友人が突然死で旅立っていくことが多かった。
そして、久保田も日本にいながら、死んじゃうかも?と思った。
仕事柄、多くの人と出会ってるけど、時が経つにつれて音信不通の人が増えてしまう。しばらく、連絡をしなかった人に「ご無沙汰してます。。。」と連絡するのはなんか気まずい。
僕は何かのきっかけで連絡することが多い。
「長らくご無沙汰してます、この度写真展を開催することになりまして。。」など、など。
ちょうど、人生初の本を書いたので、「不肖、久保田人生発の本を書きました。。」というメール、ライン、メッセンジャーを多くの人に送った。
ライン、メッセンジャーは既読はつくものの、お返事が来ない人が8割強。
既読さえつかない人が1割弱いた。
お返事くれた人の中にT大学を卒業して、今年社会人になった友人がいた。
ボランティア部の活動で、一緒にカンボジアに行き、久保田邸のBBQにも来ていてくれた子だ。
3年もご無沙汰しているのに、「本、是非、買って読みます」「再会しましょう〜」とお返事してくれた。
社会人になったばかりで、忙しいだろうに、再会の時間を作ってくれた。
「ちょうど八王子花火大会で、我が家の二階から見れるよ〜。でも新宿あたりがいいかな〜」と。
17時に新宿で待ち合わせをして、駅近くの居酒屋で積もる話を話した。
社会人になって大人っぽくなっているかと思いきや、学生の頃のままの二人で、昔と変わることなくお話できた。
時折出てくる丁寧語が社会人になったな〜!と思わせるが、天真爛漫な二人の性格はそんなに変わっていなかった。
週末ということで2時間で居酒屋さんを追い出されることに。
「久保田さんとこ行けば美味しいワインあるし、久保田さんのとこにすればよかったな〜」と今頃言い出すユウキ。
ワインはあるけど、今から行っても花火が終わる頃に着く感じだよ。
それでも行きたそうな顔。
んじゃ行こうか!
最初から我が家で花火見ながら飲めばよかったね〜!って笑いながら八王子に向かう。
八王子に向かう電車の中で、同じように久しぶりにラインした友人から返事が来た。
彼とはもう5年以上会っていなくて、このところ音信不通だった。
今、新宿からお家に戻るところで、お家で友人と飲むから来て〜
再会しよ〜!と熱いメッセージを送った。
返事は「何食べたい」
僕の友人ブルブルはいつも我が家のホームパーティーの時に美味しい料理を作ってくれていた。
「座って、ゆっくりしてよ」と僕が言っても、「みんなが美味しく食べてくれるのが嬉しいから」と汗だくで毎回美味しい料理を作ってくれていた。
我が家に到着して、ワインを飲みながら、ブルブルの到着を待つ。
15分ほど経った頃、両手に沢山の食材を持ってブルブルが現れてくれた。
僕は思わず、握手だけじゃなく、思い切りハグしてしまった。
そして4人で楽しく飲んだ。
我が家に来る人のすごいところは、初対面でもすぐに仲良くなってくれるところだ。
学生時代のことから、今の仕事のことまで、本当にいろんなことを話した。
ふと気がつくと、時計の針は5時を回っていた。
なんと!12時間耐久飲み会となってしまった。
3年ぶりと5年ぶりに再会する友たち。
12時間なんてあっと言う間だった。
ユウキがラインに返事をくれなかったら、学生時代から仲良しだったカナが一緒に来てくれなかったら、新宿で飲んだのに、八王子に行くことにならなかったら、
5年ぶりに再会するブルブルにも会えてなかったと思う。
多くの偶然が重なって、4人で会うことができた。
再会できたことに感謝。
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