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人間はとても脳が大きい。

ミンガラーバーシン (ミャンマーの挨拶)

時給43円で皆さんは働けるだろうか?
何も気にしないでトイレに行って綺麗な水で手を洗えることって当たり前なのだろうか?
安心して学校に通えることは当たり前のことなのだろうか?

日本の最低賃金は全国平均で902円。トイレなんて綺麗なのが当たり前、洗面台にも石鹸があって透き通った水で手が洗える。学校なんて面倒くさがりながら行く人もいる。

国が違うだけなのに、こんなにも違うのか…っと。

今日はWFWP(世界平和女性連合)で、ミャンマーを担当されている吉松さんにお話を聞いた。

まずは、私が驚いたミャンマーの基本情報について。

ミャンマーでは生まれた日にちではなく、曜日を大切するらしい。そしてなんと水曜日だけ午前と午後で分けれていて8つの曜日からなっているという。

そして自分の生まれた曜日にお参りに行くのだ。人生において、徳を積むことを大切にしていて、その徳を積み続けることで人間に生まれ変われると考えられている。

そして135の少数民族が住んでいるらしい。

日本では多くの人からプレゼントがもらえる誕生日も、ミャンマーでは、一風変わった形のようだ。ミャンマーでは誕生日に、今までお世話になった方に自分から相手に感謝をするのだ。この考え方って素敵だなと思った。


ミャンマーの時給は43円程度。1ヶ月で1万円程度しかもらえない。確かに物価は安いが、この程度では家族を養うことは困難である。そのため、学校にいけない子もいるそうだ。

高校の就学率は32.1%。

この数字には幾つかの理由がある。

1つは、金銭的な理由で学校へ行けないケース。

2つ目は学校の数が少ないため、村をまたがなければ通えないというケース。 

3つ目は学校の先生不足である。 

そして最後に、学校の授業の質だ。

詰め込み式の授業がまだ多いようで、生徒の中には勉強の楽しさに気づく前に学校に行かなくなってしまう人もいるそうだ。確かに、授業の内容とか先生ってすごく大切な気がする。私は机に向かって、問題を解いたり、暗記したりするのは苦手だけれども、それ以外にも勉強というものがあることを知った。友達のことを知ることも、自分の興味のあることを調べることも、スポーツだって遊びだって時には勉強になる。自分の知らないことをしって、考えることが勉強なのだ。学校は子供の興味を引き出して、それについてとことん追求できる場を作り、学んでいく上で必要な情報を提供できる場であって欲しいと私は思う。

例えば、子供に楽しい未来を与えたいという大人はたくさんいる。そのような人に、とっておきの自分の知識であったり伝えたいメッセージを動画に撮って見せることも、重要な授業ではないか。一人一人違う場所に生まれって違う考え、経験を積んで生きているわけで、私は一人一人その人にしか伝えられねいことがあると思う。そして、たくさんの人の生き方、職業を聞いて知ることで夢も広がるのではないかと思う。

そして、今日お話ししてくださった吉松さんはミャンマーに図書室を作ったり、トイレを設置したり、綺麗な水を使えるように手配したり、子供達に学校に行ってもらえるように日本人の里親を見つけてミャンマーの子供達を笑顔にしているのだ。

私たちにとっての当たり前は、ミャンマの人々にとっては当たり前ではない。そして、このように、違う国で真剣に現地の人々と向き合って、活動している人がいる。

人はそもそも一人で生きていく動物ではなく、グループで協力しあって生きていく動物であるらしい。人間はとても脳の大きい。そのおかげで高度な思考が可能になり、ここまで発展することができた。しかし、失ったものもある。人間以外の動物は、ウマのように生まれてからすぐに走れたり、採食をすることができる動物が多い。一方で人間の赤ちゃんは全くの無力だ。それは、脳が大きくなるにつれて頭の大きさも大きくなり、成長してしまうと生まれる際の生存率が大きく下がってしまうため、未熟なまま生まれてくるのだ。生まれてきた未熟な人間は誰かの支えがないと死んでしまう。そのため、父親か母親が面倒を見るのだ。そうすると付きっきりになってしまった親は誰かの助けが必要になる。つまり人間は脳が大きくなってしまったことが原因で集団生活を余儀なくされ、お互いに支え合う「協力」を覚えたのだ。協力をすることで、人間は何倍もの効率で成長することができるようになる。そして私たち人間は他人を助けたり、力になることで自分の幸福度も上がるのだ。

このような連鎖が起きることを願っている。

そして、私も自分にできることを1つ1つ行動に移していけたらと思う。

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