ビジュアルコミュニケーションワークショップに参加しての気づき
コミュニケーションってつくづくむずかしいです。今年の春、その「むずかしい」に役立ちそうなビジュアルコミュニケーションワークショップに参加しました。
対話支援ファシリテーターの玄道 優子さんのアイデアを起点に、運営のみなさんによって2時間×5回で開催されました。
noteでは、わたしの記録を目的に内容に触れつつ、体験からの感想、気づきを残します。
この時点で少しでも関心を持ってくださった方は、まずはnotionや格納されているmiroを見ることをおすすめします。すっきりしているんだけど、導線がつくられていて、わたしには情報が入ってきやすいなと感じます。ここだけでも、可視化の工夫、有効性の体験ができます。
気づきを書くにあたって、わたしはどんな視点での参加者か
「ビジュアルコミュニケーション」って言葉から何となく想像できるけれど、わたしは初耳でした。
わたしの参加理由は、主に以下の3点
①あたらしい仕事環境に変わって数ヶ月、コミュニケーションにおける可視化の効果を沸々と感じて関心がある
②miroを用いたワークショップに関心がある
③今までとは違うコミュニケーションのヒントに出会いたい
”可視化”があるとどんな体験がうまれるのか?を問いとして参加していました。メモなどの記録はできるだけ手放して、自分自身の体験に重心を置きました。
また、ワークショップ終了から2か月余り経ってから書いている実情…発酵期間を経ての気づきです。最近、いろんなスキルはあるけれど物事が円滑に進むかどうかは結局日常のコミュニケーションへの意識が要なのではないかと思い直しているので、そんなの当たり前じゃんレベルのような小さな気づきもできるだけ残してみたいと思います。
ワークショップをともにした参加者の傾向
このワークショップは実際にビジュアルコミュニケーションを体験することを目的に、入口が設計されていました。多様性に重きを置かれており、参加者の属性が偏らないように受付されていました。性別、年齢、普段のコミュニティ、ワークショップへの参加経験、役割、ろう者、聴者など。自ら受講を希望するひとだけでなく、運営からの声かけで参加されている方もいる。参加金額も参加のスタンスによって異なり、同一ではありませんでした。
ワークショップ中にも、「違いは違いのまま進みます。自由で参加しやすいスタイルでご参加ください。」とそれぞれの個が尊重された形になっていました。
わたしが面識があるのはお一人だけで、はじめましてのみなさんとご一緒しました。参加者は全部で約20名ですが、木曜夜回と土曜朝回にわかれるため、各回顔を合わせるのは10名程度でした。時間帯の選択肢も配慮が感じられます。
大人になるほどに属性が全くちがう方と一緒に行動することは減るように思うので、とても新鮮でした。
運営体制と関わり
多様性の観点は、運営のみなさんにも共通しているように見受けられました。5名の方が運営され、属性や普段の活動、関係性もそれぞれのようでした。
各回の参加者10名程度に対して5名というのはなんだか多いな、と初めに思ったのですが、連絡や交流スペースであるdiscordで動く人、ワークショップを設計する人、進行する人、ワークショップ最中にZOOM管理をする人、参加者と同様に入る人・・・随所で複数の運営の方が動いてくださることや、ブレイクアウトルームに誰かしらいてくださることは安心感につながっていました。お困りごとも自分にとって聞きやすい方に聞ける環境だったように思います。
はじめましての集まりに入ることは、少なからず緊張がありますが、事前に「ワークショップの歩き方」miroが用意されており迷子になりにくいこと、任意での自己紹介miroやdiscordがあることで、参加に向けて気持ちの準備ができました。
人がらは見えながらも、程よい距離感がとても参加しやすかったです。参加者の熱量の差などで取りこぼされにくいような安心感もありました。このワークショップが「コミュニケーションの体験を軸にしていること」と「多様なひとが参加していること」を認知できていることが影響しているように思います。
毎回のワークショップに含まれていた要素
属性はちがうみたいだし、どんな方たちかもわからないけれど、安心して時間を過ごすことができました。それはワークショップ前後の関わりの配慮とともに毎回に含まれている要素のおかげだな、と感じていました。
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ここちよい安心感のなかで各回を受けさせていただきました。各回ごとにまとめ、マガジンにしていきます。
1回目はこちら。