効率について考える
2018年、僕所属するチームの目標は、
「フロー効率性の追求」
でした。
2018年も終わるので、効率について、今回は、ちょっとまとめ直してみました。
「リソース効率」と「フロー効率」
効率には、「リソース効率」と「フロー効率」の2種類あります。目標としていたのは、後者になります。社内でよく使っている図を添付します。
詳しくは、リクルートテクノロジーズの黒田さんのスライドを参照。
前者の「リリース効率」は、よくある、稼働率を100%にすると良いとされるものです。メンバー全員、100%稼働しますが、リリースするためには、全員が完了するまで、待たなければなりません。後者の「フロー効率」は、1つの機能を、最小限に分解して、それをやれる人に割り振り、1日でも早く、リリースさせる方法です。その代わり、たくさん稼働する人も、ちょっとしか稼働しない人もいます。
2018期なぜフロー効率の追求をしたのか?
2018年が始まった時、チームが立ち上がったばかりで、メンバーそれぞれのやれること、能力がバラバラでした。
そのため、コンバージョンする機能を届けるために、担当する機能をリリースする期間はバラバラです。担当する作業によっては、1ヶ月毎アップする人もいれば、1weekで数本リリースできる人もいます。
このメンバー構成で、「1日でも早くコンバージョンをするものを届ける」ため、「フロー効率を求める」ことにしました。
フロー効率を求めるためのKPI
目標が達成できるか具体的に確認するために、KPIをたてました。
月間リリース数Y(z✕w✕4)
Yは、週に1人z数リリースするとして、それにチームメンバ数wと、4週をかけたものです。
ただし、1人毎それぞれz数リリースするのではなく、月間でだれがやってもいいから、みんなでYになるよう頑張ることにしました。月によってはAさんが、20リリースして、Bさんは月1だけのリリースになることもあります。
このリリース数を、毎週月曜日集計し、差分をもとに、今週だれが幾つリリースするかの割り振りをしています。また、次週その割り振りが達成できない時は、毎週月曜日やっている、ふりかえりで、問題点を洗い出しています。
前半は、全然達成できていませんが、後半になって、達成できるようになりました。9月は地震の影響で、稼働計画が狂ったためで、ほぼ達成できています。
2018年ふりかえって
目標を決め、KPIを明確する、そしてそれを毎週ふりかえることによって、「1日でも早くコンバージョンをするものを届ける」ことができるようになってきました。KPIで現れてますが、実感としても2018年、チーム成長したなと感じています。
ちなみに、チームメンバーの個々の成長もありますが、これは数ですので、各リリースできるタスクを最小化するように、動いたこともあります。ただ、「1日でも早くコンバージョンをするものを届ける」とい目的にはあっているので、タスクの最小化ができるようになったということで、良かったと考えています。タスクの最小化については、別途書こうと考えています。