ヒロム

通りすがりのサラリーマン

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最近の記事

【日記、20231203】夢

人を殺す夢をみた。知らない男を4人殺した。 僕は、銃を持っていた。銃と言っても、撃つと網が出るやつで、ネットランチャーというらしい。Amazonにも売っている。 僕は前を走っていた4人の男たちを目掛けて、ネットランチャーを発射した。広がった網は4人の男たちを一網打尽にした。網にかかってもなお男たちは走り続けた。 走る男たちが網の中で縦一列に並んだ瞬間があった。その時僕は、今だ、と思った。持っていた中国の太刀のような剣を一振りし、一気に4人の首を刎ねた。 そばにトランク

    • 【日記, 20230917】3行日記

      遅めの夏季休暇をとり、帰省した。 実家で出てきた晩飯は、天ぷらだった。 お決まりの、くたくたのやつ。 #3行日記

      • 【日記, 20230916】成り行き

        新宿に来た。来月、朝霧jamに行く予定があるから、雨が降った時のために防水の靴を買おうと思って。ピンキリで色々あるようだけど、あまり安物は買いたくない。どうせ買うなら、雨の日に普段使いもしたいから、機能面だけじゃなく、デザインも飽きないものがいい。 NEWoMan新宿の隣にあるL-Breathという、アウトドア用品専門の店舗に行ってみた。いろんなアウトドア用品が揃っていて、アウトドア初心者である自分にとって、一箇所で色々見ることができて良かった。 防水素材といえば有名なの

        • 【日記, 20230914】生きる意味

          今日は木曜日だけど、今週の仕事はこれで終わり。明日からは夏季休暇。働かなくても給料が保障されるサラリーマンの特権、有給休暇。 仕事終わりに本屋に寄った。ビジネス書のコーナーに行くと、副業とか、お金とか、やりたいこととか…どうやら食い扶持が会社員一本というのは時代遅れということらしい。 じゃあどうすればというと、要するに、好きにしろということだと思った。 自分はなんのために生きているかなんて、決まっていることでも、決めることでもないと思う。「空気は人類に欠かせない存在だが

          【日記, 20230910】初回

          思い立って今から日記を書くことにした。日記とはいえ、毎日は無理だろうから、時間のある時にまとめて書くことにする。なんとなく、小説とか書けたらいいな、なんて思いつつも特に何もできないまま時間ばかりが過ぎていく。無駄に焦燥感に駆られて、どうにも落ち着かない。それなら日記でも書いてみようかというわけだ。そして、三日坊主にならないために、ネットに公開する。誰かに見られる(かもしれない)ことが、少しは継続の原動力になるといいが。 22:00 都内某所のカフェベローチェにて カバー写

          【日記, 20230910】初回

          あいさつ について

          「あいさつ」はできて当たり前とされている。特に社会人になって、企業に就職すると「あいさつ」は基本だと言われる。 何故「あいさつ」をするのだろうか? 本当に「あいさつ」は必要だろうか? 小学生か中学生か高校生か忘れたが、ある先生が、元気にあいさつをすると「気持ちがいい」と言っていた。私は昔からあいさつが苦手で、人からあいさつをされると緊張してしまって、むしろ気持ちが悪かった。だから、先生の言っていることが理解できなかった。その気持ちの悪さは、社会人になるまで続いた。 社

          あいさつ について

          帰り道。

          朝来た道と同じ道 いつもと同じ帰り道 景色も匂いも音も 昨日と同じ帰り道 朝出た部屋には 誰もいない 止まったままの 部屋の空気は 昼間の暑さを 帯びていて 僕の今日を 蒸し返す 今日とは違う いつかを思う こことよく似た どこかの街で 今日とよく似た いつかを過ごす 昨日と同じ 帰り道 いつかと同じ 帰り道 明日も同じ 帰り道 カバー写真:ヒロム

          帰り道。

          ハイ・ブラッド

          アイツの肉片が、太陽に焼かれた地面の上でジリジリしている。うつ伏せになったオレの体もじんわり熱い。でもその熱さはどこか他人事で、血の気の引いた頭の中は冷んやりしていた。 オレはさっきまで爆炎の中をアイツと一緒に走っていた。丘の上に差し掛かったとき、嫌な予感がしたから、伏せろと言ったのに、アイツは伏せなかった。爆風に髪をなびかせながら、余裕綽綽の微笑みでオレの顔を撫でて、散った。 爆音に伴う地響きで、アイツの肉片がフルフルしている。この肉片はアイツの身体のどの辺だったのだろ

          ハイ・ブラッド

          黄色い星

          台風が接近していて大雨で、肌寒い金曜の夜。数日前に日本がW杯で負けて、お祭り後の空気が微かに漂う夜。ある教団の幹部たちがさりげなく処刑された日の夜。豪雨で百人を超える人達が亡くなる前夜。いつになく順調にダイヤ通りの総武線。雨雲の中にスカイツリーの光が瞬いていた。 駅前で何かを待つ人々は、改札前の壁にもたれてスマホに顔を埋めていた。通路の真ん中では、初老の男性が持ち物を散乱させて倒れていた。道行く雑踏は言い訳じみた速度でその場を避けて行った。男性を中心にポッカリ空いた空間に、

          黄色い星

          ポテト男爵

          フライドポテト、フレンチフライ、チップス、フリットなど、様々な名を持つベルギーの主食。世界中で愛されるポテト(世界無形遺産にも申請中?)。その魅力に迫るべく、私の友人で、ポテトを愛する”ますみや”氏に話を聞いた。 ||| 年末のまだ昼食には早い時刻、私とますみや氏は大井町の駅前で落ち合い、近くの某ファーストフード店に入った。私はコーヒーを、ますみや氏はバーガーセットを注文し、席に着いた。 バーガーが運ばれてくると、ますみや氏の顔色が変わった。 「しまった、玉葱を抜いて

          ポテト男爵

          オカルト考察 【UFO編】

          オカルトはエンターテイメントだ。だから、オカルトの真偽は正直どっちでもいい。とりあえず嘘だと思っているが、もし自分の身に超常現象が起きたら、信じるかもしれない。 ここでは、なぜオカルトがエンタメか、どうすればオカルトをエンタメとして楽しめるかを考察する。 ちなみに、オカルトの真偽を議論することもオカルトの楽しみ方の一つだ。そちらにに興味のある方は、ASIOSのレポートが参考になるだろう。彼らは、実験とロジックで冷静にオカルトに挑んでいる。 オカルトをエンターテインメント

          オカルト考察 【UFO編】

          流れ

          改札を出たところで、大きな紙袋を持った少年がうろうろしていた。紙袋には、家電量販店のロゴが入っているが、中身はそれと関係ないらしい。 私は少年を追い越し、駅前のコンビニに入った。明日の朝食とタバコを一箱買って店を出ると、隣りの中華惣菜屋の前に少年が立っていた。店頭に積まれた惣菜を眺めていた。その表情に空腹の色はなく、無表情だった。 少年と私は目があった。私を見ているというよりは、私を通り越して、どこか遠くを見つめているような眼差しだった。少年にとって、私も惣菜も風景にすぎ