『逢いたい…』 その夢は、叶う。 〜鬼滅の刃 写真撮影会〜
noteでの記事更新は実に6年ぶり。
いつもの拠点はTwitterとInstagramですが、Twitterの140文字や写真だけでは絶対に伝えきれないほどの感動と喜びをここに綴りたく、ひさびさに更新しました。
ひじょうに長い記事となります。
よろしければ最後までお付き合いいただければ幸いです。
『善逸に逢いたい…』
そんな夢を抱いたのは1年ほど前のことでした。
自分の性格とピッタリと合うことが多い善逸。これまでさまざまアニメやマンガに触れてきましたが、30年以上生きてきて、これだけ性格が合致するキャラクターは善逸以外にいませんでした。
私はキャラクターショーや着ぐるみが狂おしいほど好きで、子どもの頃はよく両親にせがんで参加したものですが、良い年になってもそのクセは抜けず、次元を越える存在や空間、時間が自分にとっては、何もかもこの上なく幸せなのです。
そんな中、ことし10月に飛び込んできた、全国を対象とした、鬼滅の刃の着ぐるみを使ったキャラクターショーや写真撮影会の企画。
私には衝撃的なニュースでした。
『善逸に逢えるかもしれない…』
昨年、東京スカイツリーで無限列車編の関連企画で点灯式が行われた際に、既に着ぐるみは登場していたのですが、あくまで報道発表や特別な企画で、なおかつ一部の人間にしかお目にかかれないものでした。その上、コロナ禍ということもあり、しばらくは逢いたくても逢えないと諦めていたところでした。
さらに、社会人になって転職を重ね、一番の障壁となってしまったのが現在の仕事のデメリット、カレンダー通りの休みが全くとれなくなってしまったこと。
キャラクターショーなどは土日祝に行われるのが定石となっているため、この夢を叶えることは奇跡でも起きなければ成し得ないことでした。また、写真撮影会の開催予告は1〜2週間ほど前にTwitterなどでなされるため、私にとっては狙いを定めて指定休などとれる環境ではありませんでした。自ら選んだ道なので致し方ないのは言わずもがな、ここに来てなによりも歯痒さを禁じ得ませんでした。
ただ、年に何度も出来ることではありませんが、1ヶ月前に申請を出せば土日祝休みが取れる制度があり、いつどこでやるかも分からないまま、運に任せて12月18日・19日と土日休みを取ったのです。
私は仙台近郊に住んでいるため(2021年現在)、距離の関係で関西や九州で開催とくればその時点で休みの意味が無くなってしまうというリスクを抱えたまま、ただただ緊張しながら開催告知のツイートを毎日待ち続けました。
そして、12月13日 正午、それは突然やってきたのです。
あまりに衝撃的な情報に、我が目を疑いました。
関東で開催されること、それ以上に衝撃だったのが、まさか、2日連続で善逸に逢えるという情報…
私は、感極まるあまり職場の休憩室の隅で、流れる涙を止めることができませんでした…(本当にあのとき1人でよかった…)
兼ねてから、Twitterのフォロワーさんや友人には逢えるかどうかもわからないと毎日毎日緊張してどうしようもないと漏らしていたのですが、その日の夜は多くの方から祝福のお声をいただきました。
記事の前半は、夢を叶えるその旅路を、後半はその後の鬼滅スポットの旅路となっております。
開催前夜の12月17日。
私は荷物を纏め家を飛び出し、仙台駅へ。
その足で、予約していた高速バスに乗り、深夜の仙台を足早に発ちました。
このとき、不思議と緊張していなかったのは何故なのか…
今となっても私にはよくわからないのですが、恐らくは、あまりにも現実とは思えぬ夢に誘われているような感覚になり、放心していたのでしょう。
善逸に逢える、11時間前のことでした。
佐野SAを過ぎたあたりからそのまま眠りにつき、目が覚めるとそこはまだ薄暗い池袋サンシャインでした。
土曜日の朝、東京とはいえ仙台とさほど変わらぬ寒さに一気に目が覚め、私は池袋駅へと向かいました。
池袋駅に向かう最中、奇しくも日本郵便と鬼滅の刃がコラボした特製ポストが限定公開されていたことを事前に把握していた私は、限られた時間の中で池袋界隈を少し歩くことに。
イタズラ防止のためか、この寒い冬空のなか、ガードマンが側に常駐し警備をされていました。『どうぞ、撮ってください。』と案内を受け、悴む手を抑えつつそそくさと撮影を済ませました。
まだ人通りも少ない池袋駅。
ここから宇都宮線と東武伊勢崎線を乗り継ぎ、埼玉県は羽生市へと急ぎます。
埼玉県は何度か訪れたことはあるのですが、その中でも羽生市は高速バスで通過する程度で降り立ったことは皆無でした。
久喜駅に到着。ここから東武伊勢崎線に乗り換えます。
東武に乗るのは数年ぶり。ひさびさの連続のりかえに方向感覚が徐々に失われてゆきます。
放射冷却で冷え切った朝の埼玉県。羽生駅に向けて急ぎます。
羽生駅に到着。
徐々に緊張感が高まってゆくのを感じました。
改札を出て、真正面にイオンモール羽生の看板がお出迎え。いよいよ善逸に逢うことを徐々に実感します。
本当によくここまで来たものだ…
羽生駅からはイオンモール羽生に直通するバスがあります。埼玉県とはいえ12月の真冬。朝の寒さがダイレクトに肌を刺します。
イオンモール羽生に向かうバスの車中、胸の奥から込み上げる緊張を必死で堪え、落ち着け…落ち着けと言い聞かせていました。
写真撮影会は1日3回に分かれており、時刻は開催地ごとで多少異なりますが、11:00・13:00・15:00に開催され、各回50組、すなわち150組を限度に整理券が配布されます。整理券の受け取りは代表者1名だけでよく、その整理券1枚で複数人のグループで参加できる(あくまで私が参加した開催地での話です。)のですが、無限列車編や先に放送が始まった遊郭編の盛り上がりも助け、相当な参加者があるだろうと予想していたため、もし私が着いた時点で150組が並んでいれば一巻の終わりです。しかも土曜日、家族連れが犇きあっているのではと、さまざま不安が複雑に混じり、ドス黒いものが頭を擡げてきました。
バスに乗車して10分ほど、ついにイオンモール羽生に到着しました。
整理券配布は9:30から…
どうか… どうか… 善逸に… 逢わせてください…
間に合いました…
夢が… すぐそばまで来ている現実を噛み締めました。
イオンモール羽生の開店時間である10:00に合わせ、急いでスタバに駆け込み暖を取りました。
あと1時間で善逸に逢える…
例えようのない嬉しさと緊張とが入り交じり、胸の底から込み上げてくるものを感じました。
開演まで30分あまり。
いよいよ、夢が叶う瞬間へと…
写真撮影会は静止画(写真)・動画撮影ともに可能で、司会の方曰く、静止画のみSNSなどに公開しても良いという太っ腹なサービスになっていました。ただし、動画については個人で楽しむことに限られており、公開はNGとなっています。声優さんの声やBGMが入りますので、おそらく権利上の対応でしょう。(あくまで私が参加した開催地での注意事項です。開催地によっては、静止画でもSNSなどへの公開がNGの場合がありますので、開催地ごとの注意事項に従ってください。)
そもそも動画を公開してしまっては、折角の楽しみも薄れてしまいますからね。
ここから先は、写真撮影会の前に約5分間のミニステージがありましたので、その模様も踏まえて静止画のみでご覧いただきます。
そして… 運命の瞬間…
いま… 夢が… 叶いました。
私は叫びたい気持ちを必死に堪え、胸の奥から込み上げてくる感動に涙腺がしだいに緩くなるのを感じました。
もう… いろいろなことがこの5分間で起こりすぎ、私の思考回路は完全にショートしかけていました…
こんなに供給過多になったのもひさびさすぎて、我を忘れて只管にビデオを回していました…
目の前で起こっていることが、本当に現実なのかと…
本当に善逸が目の前で動いてる… 生きてる…
そのとき、私が今まで抱えてきたストレスや重荷やさまざまなものが、ふっと消えていくのを感じました。
と同時に、視界がしだいに、潤ったなにかで歪み出してゆく…
ついに、メインイベントの写真撮影会。
写真撮影会では、撮影ごとに善逸や炭治郎たちが喋ってくれるという、とんでもないサービスがあり、バリエーションもさまざま。なんて夢がある撮影会なのか… 最近のキャラクターショーはすごいですね…
いよいよ、善逸とご対面。
血圧が200を超えているのではないかと思うほど、自分の心臓が脈打つのが喧騒の中にハッキリと聞こえるほど、一気に緊張していました。
全身全霊で、心のままに、持てる力をすべて使い…
『善逸ーーー!!!!!善逸ーーー!!!!!』
と、思い切り手を振り、声をかけたその時…
善逸が…
『よろしくお願いしまぁ〜す!』
と… とても優しい声をかけてくれ、炭治郎と一緒にお辞儀までしてくれたのです。
私は、もう胸がいっぱいで、涙目になりながら、撮影を続けました。
伊之助が、私と善逸を指差し、『お前ら!知り合いなのか!?』と言わんばかりに慌てているのに気が付いたのは、実はこの記事を書くにあたって、写真やビデオを選んでいたときでした…
写真撮影会終了後、私は感動のあまり、いよいよ堪えることができず、流れる涙が止まりませんでした。
『逢いたい…』 その夢が叶いました。
コロナ対策のため、写真撮影会は一定の距離を置いており、もちろん触れることはできませんでしたが、もし、コロナがなければ、握手会もできたことでしょう。しかし、逢えただけで私はもう十二分でした。
収束して、握手会ができた暁には、思いっきり善逸を抱きしめてあげたい…
また、その夢はいつの日にと、大切に取っておきましょう。
実はこの日、整理券に余裕があったため、スタッフさんのご厚意で、残り2回の写真撮影会も参加しませんかとお誘いをいただき、あと2回撮影をすることができました。本当にありがたいことです。
2回目の撮影は、善逸をメインに撮影させてもらいました。
この時も、善逸は元気に手を振り返してくれ、うんうんと頷いてくれました。
善逸… みんな… 本当にありがとう。
構図の指定にも気さくに応じてくださったスタッフさんにも感謝しかありません。本当にありがとうございました。
夢が叶い、もう何も思い残すことはありませんでした。
正直、私も良い歳なんですが、側からみれば、大袈裟だとか、良い大人が何をやっているんだと思われて然るべきかもしれません。
ただ、先述したように、私はこうして、マンガの世界、アニメの世界… 所謂、2次元の世界を超え、実際に逢うことができるこの空間や時間が、私にとってかけがえのない存在なのだと信じています。
自分と善逸が同じ空間でコトバや時間を交わした、この夢をいつまでも写真やビデオという媒体で、いつでも、何度でも振り返られる。そして、一生の記憶になる。
お金も権限も地位もあったものではない私ですが、本当に自分は幸せ者です。
そう、思いながら、とっぷり日が暮れた羽生市の夕闇を、羽生駅行のバスの車窓から眺めていました…
一緒に時を過ごしてくれた友人にも感謝です。
すっかり放心状態となってしまい、若干ふらつきながらも、今宵のお宿に向け東京へと戻ります。
途中で付き添ってくれた友人と別れ、東京へと向かっていた列車の中、 LINEに通知が入りました。それは、埼玉県に住む友人からの食事の誘いでした。たまたま近くで仕事が終わったらしく、わざわざ連絡をくれたのです。
私は大宮で列車を降り、ひさびさの再会に喜びました。
サイゼリヤに入り、界隈で密かな話題となっているメニューを、いの一番に頼み、友人や煉󠄁獄さんと一緒にしばしの食事と相成りました。感謝です。
お宿に着いたのは午後9時過ぎ…
まだまだ気持ち覚めやらぬまま、シャワーを済ませ、翌日、アリオ蘇我で開催される写真撮影会に備え、早々と寝床につきました。
翌朝、冷え切った午前8時過ぎ、千葉県は蘇我へと急行。
同じくらいの時間に向かったものの、すでにイオンモール羽生の時よりも3倍近くに列が膨らんでおり、私のいた位置で100名ほどでした。
午後からは予定もあったため、11:00の回の整理券は絶望かと思われましたが、予想外に各回に参加者が分散したおかげで、なんとか11:00の回の整理券を手にすることができました。
前日と同じく約5分間のミニステージを開催。立ち位置が多少異なるため、新しい視点で楽しめるのも魅力でした。
写真撮影会が始まる直前、炭治郎が禰󠄀豆子ちゃんの着物を整えてあげる一面があり、さすが竈門家の長男だなと、感心してしまいました。見習いたい…
それを羨ましそうに見つめ、立ち尽くす善逸の表情がなんとも…(笑)
『またね〜!』
『ムー!ムー!』
『ありがとう!』
『じゃあな!』
撮影が終わるごとに、それぞれが声をかけ見送ってくれる…本当に幸せな時間が流れてゆきます。
今回は下からのあおりのショットで撮影。広角で臨場感たっぷりな一枚を収めることができ、大満足の写真撮影会でした。
善逸はまた、笑顔で手を振ってくれ、『ありがとう!』と声をかけ見送ってくれました。またまた涙腺が…
職業柄、しばらくまた写真撮影会に参加することは難しい状況となりますが、どれだけ仕事や生活でストレスを抱えようとも、これほど命の洗濯ができ、元気と感動をもらった以上、いわば “特効薬” を手にしたと言っても過言ではないと確信しました。
蘇我を後にし、ところ変わって向かったのは恵比寿。ここで昼食を摂ることにしたのですが、兼ねてから行きたいと思っていたところがありました。
それがこちら!
その名も『竈ごはんと炭火焼 治郎』
いろいろなことがギリッギリな気がしますが、Twitterやニュース記事で話題になってからというもの、ずっと気になっていたお店。目の前にして若干興奮していた自分がいました。
早速、階段を登ると…
ちょうどお昼どき、店内は満席でしたがすぐに空きができ、席に着くことができました。
ランチメニューの定食がこれまたすごい!
その名も『無限定食』
無限定食の四文字に、これはもう確信犯だろという気持ちをグッとこらえ、居ても立っても居られず、リュックに忍ばせたねんどろいど達をこれ見よがしに置き、一気に勝手に公式コラボ感を出す私(笑)
そして、副菜の小皿たちと御櫃が先に到着。
卵黄の醤油漬け、明太子、高菜、鮭フレーク、漬物、and more… 信じられないくらいご飯が進みそうなものばかり!
しかもこの無限定食、御櫃単位でおかわり自由…
『ご飯おかわり自由は正義』
誰かの声が聞こえた気がします。
極め付きに、使っているお米は青森県のブランド米『青天の霹靂』という私には嬉しすぎるサプライズでした。竈と羽釜で炊いたご飯は一粒ひと粒が際立ち、歯ごたえと香りが格別。貧乏舌でグルメでもない私でも分かるほど、その違いに気づくほど美味しかったです。
今回、私が選んだ主菜は『トロ鯖糠漬け炭火焼』。
美味の光沢を放つそれは、ご飯の暴走を予感させる佇まい…
たいへん美味しくいただきました。
これは… リピート確定です。
付き添ってもらった友人も普段は食が細いそうなのですが、これまでにないくらいおかわりしてしまったと漏らしていました(笑)
お店を後にし、次に向かうはあの場所…
駅名を見てピンときた方は通でしょう。
そう、何を隠そうこの桜新町は、かつての東京府荏原郡駒澤村、煉󠄁獄さんの出身地。世田谷区の高級住宅街です。
駅を出ると、高い建物は少なく、道路沿いにさまざまなお店が立ち並び、路地を一歩入ると、もはやそこは私のような底辺貧乏人の住むようなお家ではない空間が広がっておりました(笑)
走るクルマも外車が多く、ほとんどが世田谷ナンバーや品川ナンバー…とんでもなく場違いだと感じました…
桜新町は、サザエさんの作者・長谷川町子さんが生前暮らしていたそうで、磯野家の住所も『東京都世田谷区桜新町あさひが丘3丁目』となっています。
駅周辺には至る所にサザエさんの像やモニュメントが勢揃い。近くには美術館もあります。奇しくもこの日は日曜日。サザエさんムードをより感じられました。サザエさんが始まると休みが終わるという気持ちになりますが、私は現在、平日休みの身なので、サザエさんが始まると休みが始まるという、カレンダー通りの人たちとは真反対な暮らしをしています(笑)
さて、今回の旅の締めくくりは東京スカイツリーへ…
この時、鬼滅とのコラボで『天空への願い』というイベントが開催されており、期間が間もなく終わってしまうため、この機会に立ち寄りたかった場所です。
スカイツリーは5年以上は行ってないので、完全に浦島太郎状態です。
押上駅からの連絡通路から、みんながお出迎え!
善逸のウインクに効きの良い先制パンチをノッケから喰らい、緊張感が高まります…
禰󠄀豆子ちゃんを見つけて大興奮の善逸!
やっぱり竈門家の長女は美しいのであります…
数年ぶりのスカイツリー。
だいぶ間が空いてしまったため、ほぼ初めまして感が強く、こんなに高かったっけ?!と思うほど、その存在感は確かなものでした。
すっかりオノボリさんな田舎者の私です…
さて、さっそく中に入りましょう!
日曜日ということもあり、相当並ぶかと思いきや、夕方の入場であったためか、20分ほどで当日券を購入できました!
本来であれば予約してくるとおトクなのですが、善逸に逢うことで頭がいっぱいで、なおかつ時間もルートもロクに決めることができない行き当たりばったりな私には、そこまで用意する脳がなかったため、当日券でガマンガマン…
厳重な荷物チェックを経て、エレベーターで駆け上がり、ドアが開くと…
しだいに夕空に染まる東京の大パノラマが広がっていました。いつ来ても、何度見ても、圧巻のため息が漏れます。
夕空に映える2人と鎹鴉。
すると何やら奥で何やら賑やかな声が聞こえてきます…
そこにいたのは、スカイツリーのマスコット・ソラカラちゃん!禰󠄀豆子ちゃんに見事に変身!
コロナ対策のため、握手はできませんでしたが、それでも十分楽しめるグリーティングでした!
折角なので善逸とツーショットで!
『かぁんわぃぃぃ〜!』と大喜びな善逸!良かったね!
ソラカラちゃんも善逸に喜んでくれました!
さて、ここからは450mの天望回廊へと向かいます!
コラボの本番はここからスタートします。
エレベーターで再び駆け上がり、ドアが開くとそこには…
黄色い彦星さまが今か今かと待ち構えていました…
ちゃんと雲の上に立って待っていてくれてます…
ちなみに、奥では推しを選んでツーショットが撮れる写真サービスがあります。無料のポストカードか1,900円の台紙付き大判写真を選べます。こんな思い出にカネを惜しんではいられませんので、もちろん私は後者を選択しました。
さて、いざ天望回廊へ。
天望回廊の壁には、キャラクターごとの解説や、立志編からの物語を写真を交え解説。英語も併記されています。
いくら社会現象といえど、まだまだ鬼滅をよく知らないという方も沢山いらっしゃると思いますので、この解説は良いですね!
陽もとっぷり暮れ、眼下には煌びやかな東京の夜景が広がり始めました。晴れの日のコントラストは格別なものがありますね。
さらに歩を進めると、善逸たちの名台詞が。
あの時、あの場所の名台詞がシルエットとともに蘇ります。
ずっとここに立っていたい… そんな気持ちにさせてくれる展示に、いつしか胸が熱くなってきました。
さらに進むと、短冊コーナーが…
等身大パネルが誘うそのオーラに、いっとき我を忘れてカメラを構える私…
物販も抜かりなく。
善逸のアクスタやクリアファイルなど、しめて6,000円強。ショッパーが2枚もらえたので、友人へ1枚プレゼント。
締めくくりはコラボカフェへ…
恥ずかしながら、鬼滅のコラボカフェはスカイツリーが初めて。仙台にはufotable cafeがないため、このコラボカフェは貴重な体験です。ufotableさん… そろそろ仙台に…
Twitterのフォロワーさんから事前に仕入れた情報では、コラボカフェは席が選べないと聞いていたため、善逸の隣のカウンター席になると良いですね!ということだったのですが…
なんと私の会計中に偶然善逸の席が空き、着席できたではありませんか!
そして、またまたなんと…
選べないドリンクコースターまでもが善逸…
もう… お腹いっぱいです…(涙)
とんでもないクリスマスプレゼントが最後に待ち構えていました…
善逸と眺める東京の夜景。
贅沢そのものです。
帰り際、善逸にそっと触れると、ひとりでに涙が溢れてきました…
今回の旅は泣きっぱなしです…
それだけストレス抱えてたんでしょうね。一気に洗い流してくれました。
最終日のお宿は赤坂へ…
ふっと気持ちが抜け、あっという間に眠りにつきました。
仙台に帰る翌朝、高速バスの発車時刻は正午前。
少し早く起きて、最後に『あの場所』へと向かいました。
そう、善逸の故郷、牛込です。
新宿区と文京区の真ん中あたりにある牛込は、夏目漱石や数々の文豪を輩出した界隈。その昔は遊郭もあったそうで、遊郭と聞いて善逸がソワソワしだしたのも、ゆえにこの存在があったからなのかもしれません。
牛込は新宿区のなかでも高級住宅街。善逸が甘いものや高級なウナギが好きなのも納得の佇まいです。
私が牛込に来て、やりたかったことの一つが、こちら!
牛込郵便局で、善逸のポストカードに風景印(その郵便局の所在地にゆかりのある名勝や名物を消印に落とし込んだもの)を押してもらうことでした。
風景印は消印と同じ扱いで、押してもらいたい郵便物と料金以上の切手を貼り付ければ大丈夫です。
ハガキの料金をゆうに超えていますが、折角なので藤の花が描かれた120円切手に押印してもらうことにしました。
ついでに局内で販売されていたコラボ切手シートも購入。
牛込で買えたことに嬉しさも一入です。
郵便局員さんは、善逸が牛込出身なことをご存知なのか、それは定かではありませんが、善逸が大正時代に手紙や贈り物を届けていたのか… そう想像すると、心底ほっこりとしました。
本来であれば、まだまだ寄りたかった場所もあったのですが、時刻は11:00を過ぎていました。いくら新宿区内といえど、バスに乗り遅れてはなりません。
次の楽しみへと、急ぎ大江戸線の牛込柳町駅へと向かいます。
新宿駅ダンジョンを華麗にクリアし…
新宿駅西口へと出ました。
初日から最終日まで、オール快晴の3日間でした。
きっと善逸がこの日のために、楽しみをとっておいてくれたのだろうと…
名残惜しいというよりも、これ以上腹に何か入れたら、もう気持ちが溢れ過ぎて仕事にも影響が出かねないという気持ちがあり、詰め込み過ぎず(すでに詰め込みすぎも良いところですが)次、次と楽しみを保存しておくことにしておくのが、また来た時の嬉しさ楽しさにつながるでしょう。
私は東京への足としては、だいたいWILLERさんにお世話になっています。シートのバリエーションが豊富で、なによりも安全対策がしっかり整っており、乗務員さんの応対もたいへん良いからです。
月曜日の昼ということもあり、車内は10人ほどしか乗っておらず、私の真後ろの席は無人だったため、遠慮なくリクライニングを思いっきり倒してリラックスモードでバスタ新宿を発ちます。
首都高を快走し、東北道へ…
東北道を北上すると、左手に大きな紅白の背の高いアンテナが2本見えてきます。これはNHK菖蒲久喜ラジオ放送所という施設のラジオアンテナで、関東一円にNHKラジオの電波を送信するものです。
これが見えたら、私は関東に来た(あるいは離れる)と実感する目印にしています。同じように感じる方、いらっしゃいますかね?
2日前に善逸と夢の対面を果たした埼玉県の羽生市と群馬県の明和町を結ぶ利根川橋。ここも関東を実感するポイントです。
単調な直線が続く東北道ですが、善逸とあれやこれや静かにいろいろな構図で撮影を繰り返す私は、完全に不審者そのもの…(笑)
栃木県は佐野SAで休憩。
ここで、私は必ず買うものがあります。
それがこちら!
『レモン牛乳』です!
関東・栃木というのは乳業会社を意味します。実際にレモン果汁が入っているわけではないのですが、程よい甘みにレモンの風味が優しく香る、一度飲んだらやみつきになること間違いなしのご当地ドリンクです。
甘いもの好きな善逸もきっと好きになると思います(笑)
バスはさらに北上します…
新宿の青空から一転、いまにも雪が降り出しそうな低い雲が立ち込めてきました。顕著な空の変わりように、冬の落ち着かない東北の空を感じます。
バスの心地よい揺れに、いつしか小一時間ほどうたた寝をしていました。よもやよもやだ…(?)
仙台まではあと2時間ほどでしょうか…
福島駅を出発すると、あっという間に真っ暗になりました。冬の夕方はとても短いものです。この日は冬至にも近かったため、より短く感じました。
宮城県境に程近い、福島県は国見SAで最終休憩。
山肌には雪が積もっていました。
旅程前半で強い寒気が東北に近づいていたこともあり、その雪がまだ残っていました。
福島と聞いて外せないものが、酪王カフェオレ!
ドリンクはもちろんのこと、さまざまお菓子やお土産にもなり、今や東北土産でも必ずと言っていいほど出てくるものではないでしょうか?
家に帰ったら仲良く食べようね!
軽くまた眠ると、すでに東北道を降り、仙台市の広瀬通という大通りに入っていました。
夕方の帰宅ラッシュにハマり、バスは20分ほど遅延しましたが、特に大きなトラブルもなく、無事に仙台駅西口に到着しました!
ついに、3日間にも及ぶ善逸出逢い旅が幕を下ろしました。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
いろいろと総括して、書きたいところなのですが、これ以上書き足すと、もはや私の異次元な世界へお連れしてしまいかねないため、ここでストップさせていただきます(笑)
最後に、皆さんにお伝えしたいこと…
『夢は、叶う。』
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