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【中学受験#8】女子学院 生徒による説明会レポート(Season2)

娘と一緒に参加。

会社員時代勤務していたこともある、懐かしい市ヶ谷を通って学校へ。


日常が垣間見える校内見学

当日は暑かったし、電車ではすぐ寝る娘。
さらに市ヶ谷駅で乗り換え専用通路に迷い込んでしまったことも重なって、到着時には娘はヘロヘロに疲れていた。
電車通学とかできるのかな、と不安になる。

すぐに涼しい講堂に入れるのかと期待していたが、受付後、そのまま校内見学をする順路になっていて、なかなか座ったり涼んだりできず。

食堂で待つ間に娘にはカルピスを買って与えたら、
「うまー、生き返るー」
と、笑ってしまうほどいっきに回復していた。

「意外と古いんだね」
と学校見学を初めてする娘の発言通り、校舎に真新しさはないけれど、清潔な印象。

教室の中にも入ることができたが、机、壁、ロッカー、黒板などが味のある雰囲気。
中学生の教室でも、46の机が並んでいるので、1クラスの人数が多く、教室は広々している。

演劇部とか吹奏楽部が練習しているシーンを間近で見せてもらえて、生徒の日常の雰囲気を体感できるのはとてもよかった。
単純なもので、それだけでも子どもは親近感を覚える。

屋上庭園に出て、座って一休みもできた。
暑くてすぐに退散したのだが・・・

私服の生徒さんたちが、各場所に立っているが、派手ではなく、かと言って、お嬢様すぎる感じもなく、好印象な生徒さんが多い。


さらっと行事紹介

ここはあまり時間をかけていなかった。
ただ、動画やスライドはしっかり作りこんでいて、見やすい。

生徒会の子たちかな?
きちんと説明してくれていた。

一番強調していたのは、自由と自治。
自分たちで考えて、決めて、実行することができるのが大きな特徴で魅力。

たとえば、体育祭の出し物も実行委員が考えて、新しい種目の追加などもできる、と。
自分たちで決めてやるなら、どんな競技だって楽しいよね。

リスクと前例にとらわれない発想ができるから、運動が得意な子たちだけが楽しめるイベントではないらしい。
さらっと言っていたが、それ大事。
とかく運動会は、体を動かすのが好きで得意な子たちだけが目立つイベントになりがちだから。

制服(というか、標準服?)はあるが、基本は私服で通学する子たちのファッションを画像で紹介してくれるのも女子校ならでは。
娘は、まだ、ファッションに興味はないようで、あまり反応はなかったのだが。


「班」と呼ばれる部活紹介

ここがメイン。
部活紹介を通して生徒のリアルが垣間見える。

まず、天文班。
「天文班」に入りたくて、女子学院を目指したという子がプレゼン。
「天文班に入るために受験をがんばって、今、天文班に入れているから幸せだ」
という通り、熱いプレゼン。

「合宿では昼夜逆転するから、昼間はみんなで流しそーめんをしたり水鉄砲で遊んだりする」
という情報に、過剰に反応する娘。
「いいね!気になる!」
と言っているが、天文に興味あったっけ?

文化祭も見に来たいね。

次は、漫研。
アニメーション?みたいなので、活動を紹介してくれる。

娘は漫画は読むのも描くのも好きだから、一番食いつくのかと思ったら、
「発表が聞きやすい」
くらいで、さほど熱してはいなかった。

そして、科学班。
水が0度では凍らない実験、指に火をつける実験などを動画で紹介してくれた。
実験動画のインパクトがあり、興味をひかれる。

案の定、娘もここに一番興味を示していた。
「やりたい!入る!」
くらいの勢い。

最後は、マンドリンギター班の演奏。
全然知らなかったのだが、所属している生徒は100人以上いて、一番多いらしい。

事前にあまり期待していなかったからか、この演奏はすばらしかった。ちょっと感動。
親としてはこの班に入ってほしい、って思うくらい。

娘も知っている『ワタリドリ』の演奏だっただけに、楽しんでいた。


所感

発表してくれた子や司会の子の中で誰かが特別目立っていたわけではない。個人的な好みはあれど、ある部活が圧倒的に輝いていたわけでもない。

だけど、どの子にも個性を感じ、どの部活に入っても楽しい学校生活が遅れるだろうことが伝わってくる。

学校としての仕組みに魅力がある証拠だとよくわかる。

発表する子たちは、男子校の生徒による説明会と違って、笑いを取りに行こうとふざけたりすることはない。
真面目で誠実な説明の中に、充実している学校生活を感じさせられる力がある。

予定通り40分できちんと終了させることなんて、大人でも容易ではないだろう。

通常の説明会とは情報の質が違って、生徒から見た女子学院を知ることができる。
内容そのものも楽しかったが、やはり生徒たちを見て、話を聞くことで学校の特徴を捉えることができるよい企画だった。

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