父へ
今朝は初めてお父さんが夢に出てきました。
僕たちはとある駅近くの原っぱにいて僕はバイオリンの練習をしています。するとお父さんは、どうしてこんなに人通りが多くなったんだと呟きます。僕は、もう夕方のラッシュですよ、というと、じゃあ帰ろうと言います。僕はバイオリンを仕舞おうと楽器を拭きますが、バイオリンには蟻やダンゴムシがたくさん動いていて取れません。それらはf字孔にも出入りしています。僕は諦めて家に帰ってから殺虫剤で取り除こうとそのままケースに仕舞います。
その辺りで目覚めました。バイオリンを習いだしたのは僕が四十歳。お父さんはもう居ませんでした。父は生きていれば九十五歳でしょうか。夢で会えるとは面白い事でした。
先週末は霊山と文知摺観音を梯子して紅葉を見て歩きました。今年はとても綺麗に紅葉し、昨日は同僚も今年の赤はきれいですねとおっしゃっていました。
職場では事務に十年勤め、入職後に結婚して子供を一人儲けた女性が退職届を出したそうです。社長のわがまま勝手な人事と、自分が大切にされていないとの考えでこの職場を見限った行動です。もう一人、間もなく出産を迎える女性事務員がいて、この方も先の方と一緒に入職し、今回産休育児休暇に入ります。彼女も同じ気持ちのようですので、育児休暇後には仕事に戻らないでしょう。社長は昨日昼飯時に僕に話しかけてきてそのことに不満気でしたが、事態の全体を把握していないお話に辟易しました。お父さん、僕も既に定年退職を経て再雇用ですが、彼女らの気持ちが良くわかります。僕はこの職場の理事なので不満を言うだけでは済みませんが、雇われ理事なので何の権限もありません。この職場は代替わりするまで変化は無いでしょう。また関連施設では社長のお父様で高齢寝たきりのご老人が施設設置者としてあと6年間続くそうです。今はもう一分一秒も出勤しないのに設置者とは、制度がザルなのでしょう。在宅で妻がハンコを押して決済だけしてるのですよね。ニュースになったどこかの大臣の政治団体の会計責任者と同じ、まるで幽霊がハンコを押しています。
閑話休題。
先々週は一日おきの徹夜で体調を崩し、酒も飲む気にならず、最後は派手な痔出血で便器を真っ赤に染めましたが、その後自制して今週はさほど悪くはありません。しかしまだ酒を飲む気になりません。
昨日は、去年九月からお世話していた何と僕よりも年上で全くの聾唖、高度に知的障害の男性が無事に専門施設に移りました。全く食べなかったり高熱を出して命が危なかったりしたのに、昨日無事に移れて感慨深いです。そのお姉さまから感謝の言葉を頂きました。僕も嬉しくまた誇らしいです。一年二か月のお付き合いでした。
昨日はバイオリンレッスンでした。悪い癖でレッスンが少し苦痛で、昼頃に今日急用で行けなくならないかななんて事が頭に浮かびました。そんな不埒な考えを棚上げして夜にレッスンを受けてきました。行けばレッスンはとても楽しいのです。自分の出来ていない課題を先生は示してくれます。僕にとっては一週間はレッスンに始まり、終わる。ですので月曜日が即週末です。今日からまた新たな一週間、練習を頑張ります。
お父さんがいる場面でバイオリンの練習をしたのは、夢でとはいえ面白い体験でした。お父さんには僕のバイオリンの音色を聴かせることはなかったけれど、僕がまさかバイオリンを習っているとは思ってもいないでしょうね。バイオリンはこれからも習い続けます。随分弾けるようになったんですよ。じゃあまた。