経済コラム「一葉」 始動
皆さんこんにちは。坂竹 央です。
この度、駆け出しの経済学士として経済コラムマガジンを作成することといたしました。
その名も「一葉」です。
樋口一葉さんのことですか?いえいえ違います。
『淮南子』説山訓より以下のような教えがあります。
見一葉落 (一葉の落つるを見て)
而知歳之将暮(歳の将に暮れなんとするを知り)
睹瓶中之冰 (瓶中の氷を見て)
而知天下之寒(天下の寒きを知る)
以近論遠 (近きを以て遠きを論じるなり)
つまり身近なところで起こる僅かな前兆から、遠い将来に起こる大きな出来事を察知することを指します。
これが故事成語となったのが「一葉知秋」であり、こちらから一葉を拝借しました。
経済学は無用の学問と言われることもあります。
それは経済学者がいつも偉そうに能書きを垂れているくせに、いざ起こる経済危機などの予見はほとんど外し、後から「これが原因だ。あれが悪かった。」と語る場面が余りにも多いからでしょう。
私もその通りだと思います。というより、マスコミに取り立てられているコメンテーターたちは本当の意味で役に立つ情報を地上波でわざと流していないのではないでしょうか。
しかし経済学のイロハを学んだ人間としてそうであってはいけないと思います。この故事成語のようにわずかな変化、兆候から世の人々の役に立つこと、予防策を伝えることが本当の経世済民、すなわち経済だと思うからです。
先行き不安なこの時代。皆さまの未来を照らす光明となれる日を願って駆け出します。
応援よろしくお願いします。
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