1976年スタートのおススメ系統確立P.1
いよいよ、4月14日の正式リリース間近となりましたが、それに先立ち1年限定ではあるものの体験版をプレイすることが可能です。1年限定なので軽く新機能を触る程度しか出来ませんが、エディット画面などで各種競走馬や種牡馬などをチェックできます。
本作では1976年スタートということで、系統確立面でも未知の領域が多々ありますが、その中でも76年スタートならではの系統確立出来そうで、なおかつすることによるメリットが大きい種牡馬を紹介します。
インテンショナリー
今回紹介するのはこちらの種牡馬『インテショナリー』です。ゲーム内では、1976年スタートのSP種牡馬として導入可能であり、エディットと自家生産を駆使することで系統確立が可能だと思われます。
...20世紀米国の名馬100選の第1位に輝いた米国競馬史上最強馬の1頭マンノウォーの直系である本馬は、自身も短~マイル路線で活躍しましたがそれ以上に、仔であるインリアリティが輩出したノウンファクトとリローンチという2頭の後継種牡馬が大きな成功を収めました。
特に、前者はウォーニング→ディクタット→ドリームアヘッドと繋がり、更にはその仔であるアルウケールが2017年のジャックルマロワ賞を制するなど、現代でも大きな影響力を持っています。
なお、日本ではカルストンライトオと、サニングデールの父がウォーニングですが、こちらのラインは断絶寸前です。
もう1頭のリローンチからも多数のG1馬が登場しました。後継のオナーアンドグローリーは南米で成功しており、スカイウォーカー→ベルトランド→オフィサーのラインは本国でこそ勢いを失っていますが、輸出先の韓国では健在です。
そんなリローンチを語る上で欠かせないのは、やはりシーズディジーでしょう。G1 3着が精一杯の重賞未勝利馬の本馬からは、前代未聞のBCクラシック2連覇を成し遂げた殿堂入り名馬 ティズナウが輩出されました。そのティズナウからはダタラやウェルアームド、ツーリストが活躍した一方で、そこから先が続いていないのが気になります。
そうはいっても、インテンショナリー→インリアリティから枝分かれした大きな2つのラインは史実や、ゲーム上でも魅力的です。数珠つなぎで親系統化も狙えますし、是非系統確立を狙ってみては如何でしょうか。
系統確立のリミットは1983年
インテンショナリーは導入段階で既に20歳と高齢です。そして、引継ぎなどを駆使して最速で海外種牡馬に種付けが可能になるのが1977年というのを考えると、77~80年に種付けした世代しか使えないことになります。その中でも主力となるのは78~80年産まれの3世代です。
史実馬は、インリアリティおよび、テンタムのラインも細いですが使えます。ただし、一部除いて全体的に能力が微妙なので自己保有の可否問わず要エディットです。
所有不可の史実馬
所有可能の史実馬(インリアリティ産駒)
超有力な後継種牡馬候補その1。仔のシーズディジー(1987)からは、BCクラシック2連覇のティズナウ(1997年)が競走馬として登場します。なお、一部年代スタートではティズナウ系として確立済みです。
超有力な後継種牡馬候補その2。仔のウォーニングからは現代まで繋がるラインが存在しておりゲーム内でも無駄なく活用可能。インリアリティの最高傑作の1頭であり後の名種牡馬ヌレイエフとの名勝負など、競走馬としても普通に強く所有推奨です。
所有可能の史実馬(テンタム産駒)
数少ないテンタム産駒の1頭。能力値が高く自己所有して活躍させることも可能だと思います。
自家生産前の予備知識 (インテンショナリー)
幸いなことにインテンショナリーの能力値はかなり高く、SP系かつスピード因子持ちなので、その点では優秀な種牡馬といえます。更に成長型 早め持続なので仕上がりの早い競走馬を生産しやすいのと、ダート馬が出やすいです。
一方で、2世代前にマッチェムが2本から始まり、3世代前に至ってはマッチェムとエクリプスがそれぞれ2本も入っています。このことから、血脈活性化配合が最大でも6本しか狙えない点は非常に気になります。
それに加えて76年のマンノウォー系には、ニックスが存在しません。これにより通常の爆発力が稼ぎにくい事に加えて、本作から追加されたサブパラ爆発も使えないのもネックに。
自家生産前の予備知識 (インリアリティ)
系統確立は孫の代まで影響するので、インテンショナリーの仔であるインリアリティ(テンタム)産駒を使う事も可能です。早め持続で、ダートのマイル~中距離が得意です。結論から言うと、自家生産はインリアリティをおススメします。まず、能力値が高くSP系。更に、自身に因子が2つ付いており、自身を系統確立して種牡馬因子を追加すれば、繁殖牝馬としても優秀です。
また、因子と言えばこのインリアリティ。なんと、インテント→インテンショナリー→インリアリティと3代続けてSP因子を継承しています。これは、繫殖牝馬の質問わず確定でSP因子が小活性することを意味します。更に、母父がSP因子を持っている場合(テスコボーイなど)はSP因子の大活性が確定します。この効果は非常に強力で、自身の能力の高さも相まって強力な産駒が登場しやすいでしょう。(仔出しも悪くないです)
自家生産前の予備知識 (テンタム)
テンタムは、早め有りなのでこちらも仕上がりは良好です。更に、高い柔軟性による距離適性の広さが魅力的。芝の短~クラシックまでそつなくこなすのでレース選びに困ることは無さそうです。
一方で、これまでの2頭に比べるとやや能力面では見劣りします。また本馬はパワー因子を所持している関係上、自動でSP因子が活性するというお手軽さはありません。しかし、3代前の種牡馬にSP因子とSP、パワー因子がある点に注目してください。もし、繁殖牝馬側の3代前の種牡馬1頭にSP因子が1つでもあれば小活性が確定します。更に2頭がSP因子を持っているケース...即ち、種牡馬(テンタム)側と合わせて3代前の種牡馬全4頭がSP因子を持っている場合は、大活性になります。
3代前になると頭数が増えるので、各種因子活性の条件も比較的クリアしやすいです。特にテンタム側で既に2頭もSP因子があり『リーチ』が掛かっている状態なのは非常に魅力的です。
以上のことから、3代前の種牡馬2頭がSP因子を持っているか否かに注目して繁殖牝馬を選んでみてください。
理想の繁殖牝馬選び
以上の事から、母父◎を狙えて、なおかつ血脈活性化配合で6本を狙える繁殖牝馬を所持したいです。もっと言うと、3代前の種牡馬にSP因子、もしくは3頭が持つ勝負根性、ST、パワー因子がある馬です。総合的に考えると、テスコボーイ、パーソロン、ヒンドスタンを父に持つ繁殖牝馬から選ぶと良いと思います。
母父テスコボーイ
テスコボーイはSP系なのでSP昇華配合に加えて、テスコボーイ自身がSP因子を所持しています。これにより、インテンショナリー(父)とテスコボーイ(母父)がSP因子を持つことになり、配合時に最低でもSP因子の小活性が確定します。インテンショナリーとの相性が良いので是非大量に確保したいところ。
なお、インリアリティに関しては母父テスコボーイの繫殖牝馬をつけるだけで、SP因子が勝手に大活性するので、デッドラインが迫っている本系統確立においては非常に頼もしい繁殖牝馬になることでしょう。
母父パーソロン
パーソロン(母父)自身が、インテンショナリーなどに関係する因子をあまり持っていないのがネックです。一方で、母父◎と血脈活性化配合は容易に狙えます。
補足として、自家生産用の種牡馬にテンタムを選定した場合は非常に有用になります。というのも、パーソロンの父であるマイリージャンにSP因子があるためです。つまり、母父パーソロンの繁殖牝馬を選べばSP因子を持ち3代前の種牡馬が3頭になり小活性が確定します。ここまで来るとついでに大活性も狙いたいですが、初期だと条件を満たすのが、シャダイレディ、シンソラヤ、ドウカンミキの3頭のみです。
母父ヒンドスタン
まず、母父◎と血脈活性化配合が狙えます。次に、3代前の父であるボワルセルにSTと勝負根性因子があることに注目。というのも、インテンショナリーとインリアリティはSTと勝負根性のどちらかを3代前に有している関係上、こちらも小活性にリーチが掛かっています。
そして、母父ヒンドスタンの繁殖牝馬の多くは母母父にSTあるいは勝負根性因子を持っている馬が多く種牡馬側と合わせて因子活性も容易です。
終わりに
多数の後継種牡馬とそのラインが現存しているので、インテンショナリー→インリアリティと繋いでそこから先は、ノウンファクトもしくはリローンチのラインで箱庭を末永く楽しめます。
なお、前作まではインリアリティを系統確立するとSP系を失ってしまうのですが、インテンショナリーが追加された本作では未知の世界です。彼自身父方から継承してくれれば嬉しいですし、インリアリティも今作ではSP系を失わない事を願っています。
ただし、もし仕様が変わらない場合は、インリアリティを系統確立した場合は仔のノウンファクト含め、孫のウォーニングもリローンチも...あるいはその先の世代もSP系を失うことになるので留意してください
次回予告
次回も系統確立したら面白い種牡馬 or 途中で休止しているおススメの海外幼駒シリーズの再開を予定しています。後者は私のnoteの過去記事から読むことができます。といっても、体験版が出る前の予測を基にした内容なので、加筆修正が必要かと思います。
普段はSteam版でプレイしているのでSteam版ベースで解説しております。フレンド登録などもお待ちしています :)