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ファントミラージュ!イケナイヤー手袋制作記 【家事も仕事もほったらかしヤー!】

イケナイヤー手袋+金属腕輪制作の記録です。娘のファントミダイヤ衣装が完成し、イベント参戦することを想像したら、自分たち(パパ・ママ)用も何か作りたくなってしまった私。くまちぃ&ファンディー、アベコベ刑事と&マギャク巡査などを考えてみたけど、まず衣装が難しいし材料費もかさみそう。仮に作れたとして、大人がフル仮装してたら家から着て出掛けられないじゃんと我に返る。

そこで、私服のままでもなりきれるイケナイヤー手袋を作りました。腕輪はある程度ぴったりさせたいので、男性用と女性用の2サイズ作りました。手袋は冬用では暑くて耐えられないので、100均のDIYコーナーにあった作業用手袋。滑り止めのラバーが革手袋っぽさを出してくれて良かったです。

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当初はシルバーの布でぬいぐるみのような感じに作ろうかとも考えたのですが、細かい模様の表現が難しいと思い、コスプレ造形で鎧や防具などを作る方法を調べてやってみました。材料や塗装の参考にしたのは、 コスプレ造形YouTuber ギャクヨガさん

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まずは型紙を作成しました。イケナイヤー登場シーンの画像をよく観察し、腕輪部分の模様を少し簡略化して描き起こしました。このままではフリーハンドで左右非対称なので、上下左右対称になるように調整します。

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紙の型紙ができたら、コスプレ造形用のソフトボード(COSボード)にボールペンで書き写し、デザインカッターで切り抜きました。COSボードはとても滑らかなので、このように細かい切り抜きも進行方向を少し気をつければ問題なし。このへん、かつてスクリーントーンの切り抜きで磨いた技術ですね。ゲフンゲフン

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土台と飾りができると一気に雰囲気が出てきます。実際は真ん中の模様の中央に鎖が刺さります。

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鎖部分も金属を使うと重くて危ないので、100均で買えるプラスチックチェーンを使います。この段階ではどのように取り付けようか決めてなかったのですが、初めて扱う素材で様子がわからなかったので出たとこ勝負で考えようと進めました。

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縁取り部分は、COSボードを7ミリほどに細くカットしたものを這わせて瞬間接着剤でくっつけました。角は45°くらいにカットして合わせています。縁取りが付くと、さらにそれらしさが増してきますね。

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COSボードはかなり曲げてもきれいに元に戻ることがわかったので、プラスチックチェーンをニッパーで切って7~8ミリの開きを作り、穴にグイグイ通すことにしました。

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後述するミニ手錠も本来はここで取り付けます。すべてのパーツを貼り付けたら、次は下地の黒を塗ります。アクリル絵の具用の黒い下地材、ブラックジェッソ。世界堂で買いました。

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鎖部分は一度に塗れないので、何度かに分けて塗ります。

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鎖の先端のミニ手錠はプライズ品のキーホルダーがちょうど良さそうだったのでメルカリで買いました。プラスチックのものが見つからず、ここだけ金属。元から付いていた金具をペンチで外して取り付け、同じように下地を塗ります。

ブラックジェッソが乾いたら、シルバーのアクリル絵の具をドライブラシという技法で塗ります。乾いた筆であえてカサカサした質感で塗り重ねることで、傷んだ金属の質感を表現しています。ブラックジェッソが想像していたよりマット系の仕上がりだったので、劇中アイテムより重厚感が出すぎてしまいました(笑) どちらかというとRPGに出てくる伝説のアイテムか呪いのアイテム的な感じ……。ちなみに、塗った後にこのように曲げても塗装がひび割れたりはしないです。

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本来はこれで完成のはずだったんですが、もう少し光沢が欲しいのでクリアスプレーを吹くことにしました。基本的に、創作で”体に悪い材料を極力使わない”というのを自分の中のテーマにしているのですが、ここは仕方なく。次に作るときは、ギャクヨガさんのサイトで光沢感が出るとあった下地、造形ベースを試したいと思います。写真ではわかりにくいですが、ほどほどにツヤが出ました。光沢スプレーをしたおかげで、唯一金属だった先端のミニ手錠とも質感がぴったり一致しました。

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自分でも驚くほど金属感が半端なくて、見た目重そう。

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裏返すとこんなだけど。

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手首側は、劇中アイテム同様に黒い紐で編み上げ風に留めています。本当に金属の腕輪だったら曲がらないわけだから紐で留めるのはおかしいのですが、ここは劇中アイテムの再現性を優先してみました。

COSボードに穴をあけるときは、目打ちやキリで穴を開けてムニムニと広げて通してしまえばオーケー。これまた100均で買った伸びる靴紐がちょうどよかったです。手の甲の割れた鍵穴(ビックリマークではないのですよね)は、貼れるフェルトで作ってます。

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まだまだCOSボードがたくさん余っているので、この手の造形もまたやってみようと思いました!

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