アンボワーズのワイン生産者を訪ねて: Château de Montdomaine
昨日の休業日、アンボワーズのワイン生産者Château de Motdomaineに注文しておいたワインを受け取りに行って来ました。
アンボワーズはロワール川沿いにある街。
ロワール古城巡りで有名なアンボワーズ城やレオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたクロ・リュッセがあります。
500年続くワインメーカーで、2015年に現在のオーナーのフレデリックさんがこのシャトーを引き継ぎました。
お父さんが亡くなられた後、葡萄畑を叔父さんと半々に分けて、別々のドメーヌでワイン造りをしています。
叔父さんの方は量を重視、フレデリックさんは量より質を重視して、bioワインの生産に取り組んでいます。
17ヘクタールのワイン畑で、品種はシュナン・ブラン、カベルネ・フラン、ガメイ、シャルドネ、マルベック。
「謙虚な姿勢で、自然に寄り添い、自然の良さを最大限に引き出したい」と仰ってました。
息子さんがフレデリックさんの後を継ぐ予定でワイン造りを学んでいます。
奥さんのルイーザさんはイギリス人のイラストレーターで、ワインボトルのイラストは彼女が担当しています。
シャトーに併設されたテイスティング用のサロンでは、彼女のイラストをプリントしたエプロンや布巾などを販売しています。
アンジューのBotelというブランドのアップサイクルのキャンドルも販売されています。
飲み終わったワインボトルを再利用したキャンドルです。香りは南仏のグラースで調合されたもの。
汚れたラベルを再生して、再度貼り直しているそう。 全て手作り、材料も自然由来のものだそうです。
上の写真のキャンドルはシャトー・ド・モンドメーヌのワインボトルをアップサイクルしたもので、イラストはもちろんルイーザさん。
彼女の作品が気に入ったので、ブルーの布巾を買おうとしたら、フレデリックさんがプレゼントしてくださいました。
優しい!
鮮やかなブルーが基調の布巾。真ん中にアンボワーズ城が描かれています。
大切に使いますね。
フレデリックさんはワイン生産者ですが、アンボワーズの中心街にレストランも経営されています。
アンボワーズの街にも立ち寄ってみました。
2日前から急に夏日になって、この日は30度近くまで気温が上がりました。
それでも日陰は涼しくて、気持ち良いフランスの夏が始まりました。
中心街の細い路地には小さなブティックが並んでいます。
大都市のようなチェーン店はなく、オリジナリティ溢れる店構えで、お店の方々も気さくで優しい。
昔の建物がそのまま残った小さな可愛らしい街です。
アンボワーズ城の向かいにあるフレデリックさんの経営するレストラン「CHEZ BRUNO」でランチをしました。
シャトー・ド・モンドメーヌの美味しいワインが飲めるのはもちろんのこと、気取らない家庭的なフランス料理が食べられます。
ランチメニューは前菜、メイン、デザート込みで22ユーロ。
晴れた日のテラス席でいただく美味しいワインと食事は格別で、楽しい時間を過ごすことができました。
フレデリックさん、ご馳走様でした。
アンボワーズ城にお越しの際は、ぜひ「CHEZ BRUNO」に寄ってみてください。オススメします。
CHEZ BRUNO
38-40 place Michel Debré 37400, Amboise, France
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