ロワールの真珠と呼ばれるアゼ・ル・リドー城
先日のオフ日、遊びに来ていた夫の家族と共にアゼ・ル・リドー城(Le Château d'Azay-le-Rideau)に行ってきました。
ロワール地方に点在するシャトーの中では、そこまで大きくはないけれど、庭園も含めて見る価値はあります。
マロニエの並木道を進むとシャトーが見えてきました。
「ロワールの真珠」や「ロワールのダイヤモンド」と呼ばれるだけあって、お堀に浮かぶ様に佇む外観が美しく、幻想的です。
シャトーと青空と水面と緑のコントラストが美しいと思いませんか?
とてもエレガントで、バランスのとれたシャトーだと思います。今にもおとぎ話の中に入っていきそうな雰囲気ですよね。
建設が始まったのは16世紀初頭で、初期のフランス・ルネッサンス様式のシャトーの一つだそうです。
シャトーの中に入ってみましょう。
天井フェチなもので、つい天井に目がいってしまいます。
階段上の天井の装飾が各階ごとの異なり、どの階も素晴らしかったです。
各サロンや寝室には当時の家具、タペストリー、素晴らしい肖像画がありました。
上の写真はビアンクールの間で、このシャトーの中で一番美しいサロンです。
左側暖炉の上の壁にサンショウウオ(La salamandre)が彫られているのが見えますか?
お城の至る所にあるサンショウウオの装飾に気づいたので、一緒にいた家族に聞いたら、それらはフランソワ1世の王室の紋章だと教えてくれました。
王室の紋章がどうしてサンショウウオなんだろう???
そう言えば、小学校の中庭でオオサンショウウオが飼われてたな、とふと思い出したりして、だんだん興味が湧いてきたので、調べてみました。
以下、Les Carnets d'Igorのサイトから日本語訳した内容です。
フランソワ1世がサンショウウオを紋章に選んだ理由、なるほどです。
気になった方は是非、サンショウウオの装飾を見にきてみてください。入口が混みますので、事前にネットでチケットを購入されることをオススメします。
入場料金は大人は11,5ユーロ、18歳以下は無料です。
webサイト:https://www.azay-le-rideau.fr