コロナ禍における入院と準備
大層なタイトルですが、今回コロナ禍真っ最中に入院をしたので、準備をして必要だったもの、不必要だったものなどざっくりまとめてみます。
私は婦人科で開腹手術、7日入院予定が延びて最終的に15日間入院しました。
これから入院を控える方々へ参考になりますよう。
とはいえ、病院により持ち込み規定もあるのでその辺はご自身でも調べてみてください。 だいたいパンフレットに書いてあります。
病院のスペック
私が今回入院したのはできて2年のとても新しい病院です。
建て替えで一新され設備もこの地域では一番のようです。なのでなにもかも新しくキレイ。シャワー室やトイレの位置も近く使いやすい。コンセントの数もたくさんあり、Wi-Fi完備。
部屋は4人部屋でしたがお隣とのベッドの間にテレビや冷蔵庫、棚やロッカーがひとつになった大きなシステム棚があり、感覚的にほぼ個室です。貴重品入れも鍵付きの簡易金庫がありました。
今まで入院自体、出産(完全個室)以外でしたことないので比較できませんが、最近はプライバシーに配慮してどこもこんな感じかもしれませんね。
あととても重要なのがコロナ感染のリスクを避けるため 病室での面会禁止 となっています。家族からの荷物の受け渡しは看護師さんが対応していました。
今回の入院中いちばんつらかったのは家族と会えなかったこと。基本的に話せるのは看護師さんと先生、介助師さんなど病院関係者のみ。同じ病室の方とも時々話したりしてましたが常に会話に飢えていて寂しかったです。
もちろん電話は談話室でできます。ガラス越しで隔離されていますが電話で話しながら面会も可能でした。でもやっぱり直接会えないのは精神的にきついですね。今はどこも同じように面会は禁止されていると思われます。
入院準備:身の回りの荷物編
今回は家族が頻繁に来られないことを考慮して多めに持って行きました。
身の回りで必要だったものはこちら。
タオル (バスタオル3枚・フェイスタオル10枚)
下着 (パンツ・キャミソールなど日数分)
パジャマ (ネル、レーヨン、綿など素材違いで3着)
腹帯 (病院の売店で追加購入)
洗面用具・基礎化粧品・ヘアブラシ
入浴用品 (リンスインシャンプー・ボディソープ・洗顔フォーム・水のいらないシャンプー)
薬類 (目薬・リップクリーム・耳かき)
スリッポンシューズ (スリッパ不可だったのでバレーシューズに)
カーディガン (外来や談話室に行く際に着用)
小さめのエコバッグ (自販機に水を買いに行ったり外来に行くときに便利)
トートバッグ (シャワー室へ行くとき用)
洗濯物入れ(エコバッグ使用)・ゴミ用の小さめのレジ袋(100均で購入)
不織布マスク1箱
手口用ウエットシート・除菌シート
ストロー&ペットボトル用ストローキャップ
タオルは持ってきてくれる人がいる場合はそこまで必要ないかも。基本的に使用したのは顔を洗ったあとと、枕に敷くのみ。バスタオルは入浴に必要ですがフェイスタオルで代用可です。
パンツは開腹手術の場合、腹帯はしてますが傷に当たるのでマタニティ用か縫い目のないシームレスタイプがオススメ。個人的にマタニティ用のシームレスがいちばんラクでした。
今回結構重要だと思ったのはパジャマの素材。
寒いかなと思ってネル素材のパジャマを用意したのですが、病棟内は室温が一定なので薄っすら暑い…。普通のつるんとした綿素材がオススメ。病院によっては貸出しがあるのでそちらを利用した方が毎日着替えられて清潔です。
水のいらないシャンプーは手術後と熱がある時に使いました。
ストローは術後、起き上がれない時に必須。
最初は寝ながら飲むことが多かったのですが、起き上がれるようになると必要なくなったので、数本あれば十分じゃないかなと思います。
バラけるものはジップロック系の袋にまとめました。
身の回り品で必要なかったもの。
ハンドタオル (備え付けのペーパータオルがあった)
靴下 (寒さ対策にモコモコ靴下を持って行ってましたが暑かった)
長袖の下着 (ヒートテックなどは逆に暑い)
箱ティッシュ (ポケットティッシュで十分間に合う)
プラカップ (食事はお茶付き、その他は全てペットボトル)
布マスク (マスクは毎日不織布を使い捨て)
病院内では暑さも寒さもあまり感じないので、季節的な感覚としては「春」ですね。寒さ対策用に用意した衣類は全て使いませんでした(そして想像以上にかさばる…)。
入院準備:小物編
ベッド周りで必要&便利だったもの。
フック付きのカゴ (ダイソーで購入・大きめがオススメ)
延長コード (スマホやタブレット、Switchに使用)
テレビ用イヤホン (自販機の片耳用でなくコンビニで両耳用を購入)
タオルなどを入れておける折りたたみできる布製の収納箱 (ダイソーで購入)
大きめのS字フック (1本あれば十分、ゴミ袋をかけてました)
テレビカード (テレビと冷蔵庫で使用、2000円分使いました)
書類をたくさんもらうので書類ケースが1冊必要
文具 (ボールペン・はさみ・メモ用紙)
個人的にめちゃくちゃあってよかったもの。
扇子
横長のぬいぐるみ (すみっコぐらしのぺんぎんを連れて行きました)
扇子は熱で暑い時と、体を思うように動かせず電気のスイッチに手が届かない時に重宝しましたw
ぬいぐるみは今回の入院中抱きしめて寝たり、枕にしたり、点滴の時に腕の下に敷いたりとかなり大活躍しました。癒し的なものは絶対必要だと思います。
実際ベッドでカゴを使っていた時の画像です。
カバのケースはメガネ入れ。折りたたんだエコバッグ、スマホやタブレットも入れていました。ベッドで寝ながら水分補給していた時はストローキャップを付けたペットボトルも。このカゴが本当に便利だったのでオススメです。
小物で必要なかったもの
ハンガー (服はかけるところがなかった)
洗濯用ピンチハンガー (洗濯しなかった)
スマホホルダー (ベッドに取り付け出来なかった)
ハンディ加湿器 (最後まで買うか悩んでやめたのですが、そもそも病室では置けなかった)
ハンガーはタオルをかけておけるかなと思っていたのですが、ベッドの手摺りで事足ります。洗濯用のハンガーはする場合は必要ですが、そもそも洗濯する元気がなかったですw入院中は3回ほど洗濯物を家族に持ち帰ってもらっていました。
その他必要なもの
スマホ・小説・マンガ・タブレット・ゲーム機など暇つぶし
プライムビデオやNetflixなどスマホで観られる映画
家族からのLINE
うちの猫の画像と動画
Wi-Fiがない病院ではレンタルWi-Fiが必要かも
入院も後半はだんだん元気になってくるので暇を持て余しました。
私はiPadを持って行ってたので、起き上がれる時はほぼイラストを描く練習。夜は眠れない時はプライムビデオで映画三昧。思い返したら、あんなに時間がある経験は初めてだったように思います。
他の患者さんを見ていたら、タオル類と下着、洗面用具しか持ってきていない人もいたのでパジャマなどレンタルすれば、荷物はもっと少なく済んだかもしれません。
荷物は全てスーツケースに詰めて持って行きました。
私のいた病院では術後、病室が変わる可能性があったので荷物と一緒に手術室へ。ICUから病室へまた荷物を持ち帰ります。
付き添いが病室へ入れないので、術後自分で荷物を出す必要があったのですが寝たきりで丸2日間出せなかったのでとても困りました。すぐに必要そうなものだけトートバッグに入れていたのですが、とりあえずスマホとスマホの充電ケーブルは誰が見てもすぐに取り出せるようにしておくことをオススメします。
今回は看護師さんにお願いして出してもらいましたが、本来なら付き添いの家族ができることも今は全て看護師さんに一任されています。
患者の孤独感、先生や看護師の負担増。コロナ患者を受け入れていない病院でも確実にその影響はあって、みんな大変な思いをしている。入院中ずっとそう感じていました。
でもみなさんいつも笑顔なんですよね。しようもないことを笑って聞いてもらったり精神的にも救われていました。本当にお世話になりありがとうございました。
コロナ禍で思うようにいかない時ですが、少しでも入院準備の参考していただけたら嬉しいです。
意外にわかりにくい入院にかかる費用や健康保険の事前手続きなどその辺も参考になるよう、またまとめようと思っています。