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自分の人生は自分で作る論 〜つらいことは嬉しいことの先払い〜
ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、人は1日に約3万5,000回もの選択をしていると考えられているそうです。
今回のニューヨークの展示会入選は、自分が応募したので、入選するかしないかの2択でしかないのですが、入選したとしても展示会に参加するかどうかは任意で決定できます。
参加するとなると、参加費用やポートフォリオも作らないと行けないわけで、本格的なアーティストとしての活動が始まります。
そして、前回も書いた「アーティスト ステートメント」によってアーティストの声明のようなものを発表します。「アーティスト ステートメント」とはアーティストのアイデアやモチベーション、作品へのアプローチ、視点などをまとめた文章です。
そんな作業をしながら色々と考えることがありました。
生まれながらにしてご両親が芸術系の家系だったり、芸術に慣れ親しんだ家系であれば、おそらくそんなに苦労もなくすんなりとその業界で居場所を得て、スクスクと成長して高みを目指す。歌舞伎界のようなイメージでしょうか。
しかし、そうでない場合は、人より何倍もの努力を積み重ねてその道に邁進し、確固とした地位を自ら築いていかないと行けません。
私は間違いなく後者の方です。
そしてこれから新しいアートの世界に踏み入るわけですから、さまざまな新しい慣れないことを今からしていくわけです。
人の人生には紆余曲折があって当たり前ですが、本当にそれは千差万別で、想像を絶する幼少時代を送られる方もいらっしゃいます。
かと思えば、釈迦のように裕福な家に生まれ育ったにも関わらず、全てを捨てて解脱の道に向かうという人生も・・。
「幸せ」と「不幸」はワンセット。
一般的な「不幸」は、「幸せ」の前半分である
「若い頃に苦労した人は、晩年幸せな人生を送ることが多い」
そして、反対に、
「若い頃なんの苦労もない人生を送ってきた人は、晩年苦労することが多い」
そのような話をよく聞きます。
そして先日、その内容をうまく言語化された記事がありましたのでご紹介します。
10年に一度しか起きないような「つらい体験」をした人は、その半年以内に「10年に一度しか起きないような、嬉しい体験」をするようです。
「前半分」と「後ろ半分」で必ず「幸せのワンセット」になっています。
ですから、「つらいこと」があったときは、「嬉しいこと」の先払いをしていると考えてみたらどうでしょうか。
ただし、この先払いシステムには、ひとつだけ条件があります。「喜びの本体」を受け取る前に、「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を言わない」ということです。
本当に人生はこのような仕組みになっているのかどうかわかりませんが、考え方ひとつで物事が変わっていくというのもその通りだと思います。
量子力学の世界では、意識が物理に何らかの影響を与えるという説が発表されています。
理論物理学者。ハーバード大学を卒業後、オックスフォード大学で博士号取得。現在はコロンビア大学物理学・数学教授であるブライアン グリーン教授は、下記の記事で意識が量子に関与するという内容を伝えています。
さかのぼって1930年代のこと、物理学者のフリッツ・ロンドンとエドモンド・バウアー、そして数十年後にノーベル賞を受賞することになるユージン・ウィグナーは、その謎を解く鍵は、意識にあるのかもしれないという説を打ち出した。
つまるところ、この謎が謎になるのは、ひとつに確定した実在に関するあなたの意識的経験について、あなたが何か報告をし、あなたの報告と量子力学の数学による予測とのあいだにミスマッチが生じるときだけだ。
そこで、量子力学のルールは、測定される電子にも、測定を行う装置を構成する粒子にも、その測定装置の表示を構成する粒子にも当てはまると考えよう。しかしあなたがその表示を見て、視覚情報が脳に流れ込むと、何かが変化する。標準的な量子の法則が当てはまらなくなるのだ。
意識が登場すると、量子の法則が何か別のものに取って代わられる――その何かは、あなたに働きかけて、ひとつの確定した結果をあなたが確実に認識するようにさせるプロセスだ。
ブライアン グリーン
BRIAN GREENE
つまり、意識が物理に何らかの影響を与えるらしいのです。私たちは物質の世界で生きていますから、意識を変えることによって物質に影響を与えるということです。
「つらいこと」があったときは、「嬉しいこと」の先払いをしている
「若い頃の苦労は買ってでもしなさい」というのは、このようなことからくるのかも知れません。
苦労をしたからこそ体験することや感じることでその正反対の体験を後に味わうことになるのなら、昔の人はそのようなことを知っていたのでしょう。
そして、「嬉しいことの先払いをしている」と考えることで物理的なものに作用し、未来が変わっていく・・・。
新しい世界に入ったり、新しい経験をする際には、今までの常識とは違う世界での経験が待ち受けています。戸惑うことも、つらいとまではいかなくとも不安になることも。
多くの方にとってつらいことや悲しいこと、理不尽な経験は必ずあると思いますが、それを「笑って受け止める」「嬉しいことがくるサイン」だと思い「ありがとうという」という気持ちが人生や運命を作っていくのだとすると・・・?
「自分で決める」 そのことを運命という
ここで冒頭の「人は1日に約3万5,000回もの選択をしている」に戻ります。
占い師は、どんだけ学問を突き詰めても未来のことを99%当てられないそうです。そして、人生は全て自分で選択できる。そのことを運命という。
占い師は、1%の可能性を与えて、99%は自分が決めることができるというのを伝えてあげること。
なのだそうです。
ひとつひとつの選択を「ありがとう」という気持ちから選択していくのか、疑問や愚痴を言いながら選択するのか、自分の運命になっていくのだとすると、全てが感謝でありがとうの選択の連続でありたいものです。
そんなことを考えながら、自分の人生がどこに向かうのか、ひとつひとつ丁寧に選択していこうと思うのでした。
今、何か大変なことやつらいことに対面されている方の心がふっと軽くなれば幸いです。
さて、私はニューヨークの準備に戻ります。
ニューヨーク展示会出展のためにクラウドファンディングしています。
もし、応援してもいいよ✨という方がいらっしゃったら、ぜひ下記のページを訪れて、返礼品をゲットしてください。
これらの返礼品が、将来高額になってしまって、あの時買っておいてよかった!
というようなことになるようニューヨークで頑張ってくる所存です。
何卒よろしくお願いいたします。
▶︎クラウドファンディング CAMPFIRE(10月30日まで!)
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