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時計に支配されない
近くのパン屋さん。
いつも朝早くから開けていて
週末はときどきそこの焼きたてのパンを朝食にしていた。
最近、朝に行っても閉まっている事が多く
先日ランチしに行った時に話した。
てっきりデパートなどの出店で
たまたま足を運んだ日はお店を閉めているんだと思ったから。
デパートに呼ばれて出店が続いて
沢山の人と出会えたのは本当にいい機会だったけど
その犠牲は
スタッフ同士の時間だった。
みんなでゆっくりと囲む朝食の時間を取ろうって話になって。
それから仕事に出るので間に合う時間に
お店のオープンをずらしたんです。
ご迷惑おかけします。
すみません。
って言われた。
嬉しかった。
私はホッとした。
私だけじゃ無いんだ。
先日、私も同じことを望んでやっぱり大事だと思ったもの。
昨年の秋から
仕事以外に
人とのご縁で広がる人や場所の出会いで
スケジュールを調整することが多く
丸1日予定のない
ホゲェ〜っと出来る日なんて無かった。
私の本職は職業上、
世間の連休とは関係ない。
本職以外の仕事や用事は仕事納めまでして
仕事納めから仕事始めまでは病院に連勤だった。
年明けてやっと休みだという連休には
別のお仕事での出張に出かけた。
その先が異国だったのもあり
少しは気分転換になったものの
ホゲェ〜とは出来る時間はなかった。
数ヶ月ぶりに先日やっと互いに予定なき休日がとれた。
私にとって予定なき休日とは
時計を気にせず過ごす日。
時計に追われる日ではなく
自分の心に焦点を合わせて
その時にチョイスできることをする。
時計に支配されない日。
カラダが覚めた時に起き
一緒にブランチを準備して
部屋を掃除し
出かける準備をして
何となく外に出た。
ちょっとだけ仕事に関わる事をしたけど
互いに行きたい所に足を伸ばし
美味しい時間を過ごし
灯油を買い
夜ご飯の買い出しをして
晩御飯の支度をしてから
お風呂に入り
晩御飯を食べながら映画を見て
ストーブで焼いた焼き芋をこの日のシメにした。
特別なことは必要なくて
仕事の無い
そのまんまの自分を取り戻すように
笑って
楽しんで
日の傾きを感じて動き
肌に当たる空気の感覚で暖をとった。
旅に出ているときは
移動日は別として
まさにそれの繰り返しだった。
お日様が
時計さまだった。
お天気に誘われるまま動き
その時の気分にあう出会いを楽しんだ。
それは本当自分に素直な時間で
そしていつも自分の感覚を問う
宿題のような時間。
数日前の休日。