起業の種まき
note始めました。
これから起業したい人や
すでにフリーで活動している人
好きなことを仕事にしたい人や
興味はあるけど
どうしたらいいかわからない人
数字が苦手という人
そして仕事と家庭を
両立させたいと思っている女性に
税理士という私の職業と
経営者という立場から
起業したら必要になることや数字のこと 読み解くコツなど基本的なことを
【起業の種】としてお届けできればと思っています。
できる限り簡単に優しく書くつもりですが
その前に今日は私自身のことを少し。
現在社員6名、パート1名の
税理士事務所をやっています。
一緒にやっているパートナー(主人)
を除いては全員既婚女性。
経理、会計事務所勤務の経験なし
の未経験者ばかりです。
先日そのうち2人は
勤続10年をむかえました。
さすがにもう未経験者とはいえませんね。笑
私自身は起業して15年がすでに過ぎました。 税理士として開業したのは2006年の春です。
でも私にとっての起業は
2003年の結婚と同時に前職を辞めた時でした。
主人とは社内結婚だったのですが
結婚の報告とおうむ返しに返ってきたのは
「それならどちらか辞めてくれる?」
という言葉でした。
衝撃的でした。
寿退社はめでたいですが
仕事に生きがいを感じ
辞めるという選択肢を
もっていなかった私にとっては。
もちろん主人が仕事を辞めるという
選択肢もありました。
正直それでもよかったのです。
私の方が
仕事にやりがいを感じていたので!!笑
でも
「仕事のない男に嫁にやるのか?」
という父の一言で私の寿退社が決まりました。
この出来事は私の人生において
「仕事」と「女性」というキーワードを
明確に突きつけてくれました。
女性の人生には
環境の変化がとても影響するということ
男性にとってはあたり前の
仕事をするということも
女性にとっては人生の選択肢になるということ
この衝撃的な出来事から
もう辞めてなんて言われないように
私は自分でやろうと決めました。
税理士として独立開業。
それが私の明確な目標となりました。
そしてそのときにもう一つ思ったことがありました。
「税理士としての開業」=「経営者になること」
独立開業とは自分で営業して生計をたてること。
コール(=)それは私にとって「経営者」であり
「ならなければいけないもの」となぜか定義が!?
ですから資格をとることと同時に
私は経営者になるための勉強を始めました。
税理士としての知識や経験としては
学んできたけれど
「経営者の勉強はしていない!!」
と思ったのです。
本を読んだり、セミナーに参加したり
それをやりながらずっと仕事をしてきました。
先日ざっと計算してみたら
2,000万円は投資してました。笑
お蔭様で思い返してみれば
いろいろあったのだと思いますが
他のひとに比べればたいしたこともなく
順調にここまで来ることができました。
基本的に私は不器用で
要領の悪い方だと思います。
税理士の資格も
途中であきらめなかったから
取れたようなもので
税理士を志し
専門学校に通っていた学生時代から考えると
独立開業まで20年はかかっています。
就職も税理士事務所に
はじめからすればよかったのに
普通のOLになり、転職をして
保険の営業とかなり遠回りしました。
そんな要領の悪い私でも
ここまでやってこられたのは
コツコツと積み重ねていくことで
経営のコツを少しずつ掴んできたから。
そして税理士という職業柄、仕事を通して
たくさんの経営事例と数字を
人よりもたくさん見ることができたから。
経営はすべてができなくとも
バランスよく必要なことができれば
うまくいくものなんです。
自分のステージにあわせて
積み上げていくことができればいいんです。
少なくとも私はそうでした。
こう言ってしまうと何ですが
私自身
もの凄く数字に強いというわけではないんです。
文系で感覚的な部分の方が
もともとは強い人なんです。
でも財務的な数字の仕組みがわかっていたから
その数字の背景を読み取る力が強くなったから
不器用でもコツコツとやってきたから
今日までやってこれました。
数字から読み取る力や
経営者として必要なことは
税理士試験にはまったく関係ありません。
独立開業してから
自分自身で学び身につけていったものです。
両親は公務員でしたし
友達も起業するまでは
誰ひとり起業するようなタイプはいませんでした。
安心、安全、安定がすべての世界。
そんな世界から飛び出して起業し
税理士として、経営者として
学んできたこと、見てきたこと
感じたこと、必要だと思ったことを
【起業の種】としてこれから少しずつ
お届けしたいと思います。