珍しく競馬予想など - 第163回・天皇賞春 -
このnoteでは初めてですが競馬予想を少しだけ。
最初に私の競馬予想方法を少し話すと、競馬記者や普通の競馬ファンとは発想の原点が全く異なっています。
競馬はエンターテイメント。
いわゆるプロレスと同じショービジネスだと思っています。
もう少し具体的にいうと、勝つ馬(だけでなく最下位馬に至るまで)は主催者(JRA)により最初から決められていて、そのシナリオを確実に実行するために、騎手や調教師、調教助手といった人たちが存在し、彼ら実働部隊としてそのショービジネスを支えていると考えています。
私はそのシナリオを少しでも見破ろうというものです。それが何よりも楽しいのです。
さて昨年から今年にかけて、いままでに起きたことがない現象が次から次へと起こっているのです。
〇3歳牝馬初の無敗の三冠馬の誕生
〇3歳牡馬では初の父子無敗の三冠馬の誕生(達成したのはコントレイル。その父はあの偉大な競走馬であり種牡馬のディープインパクト)
〇牝馬の大活躍(アーモンドアイ、クロノジェネシス、グランアレグリアのG1制覇)
そして今年もここまでまたまたあり得ないことが起こっています。
〇3歳牝馬路線では二年連続無敗の桜花賞馬の誕生
〇白毛馬初のクラシック(桜花賞)制覇
〇3歳牡馬路線では二年連続無敗の皐月賞馬の誕生
〇4月最初の大阪杯では無敗の牝馬・レイパパレが優勝
なぜこんなことが起こっているのか?
それは新型コロナの感染拡大により無観客競馬が行われる事態になり、ライブで競馬が楽しめなくなったため、ファン離れを防ぐために、わかりやすく話題を作ろうとしているのだと思います。
さてそれを踏まえて、天皇賞春を考えてみます。
まず話題性といえば「無敗」ですが、今年の出走馬に該当馬はいません。
続いては今流行りの牝馬ですが、天皇賞春は芝3200mの長距離レースで、67年前に牝馬が勝利して以来、一度も牝馬が勝ったことはありません。
しかし例年は1頭も出走していないのに、今年は3頭も出走してきたので、2着はあると考えています。
ではなぜ天皇賞春で牝馬が勝てないと思うのか?
それは皇室典範がそのルールの基本になっているからだと思っているからです。
皇室典範の第一章・第一条にこんな条文があります。
第一章 皇位継承
第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
天皇賞春は今でも4歳以上の馬の最強馬決定戦というのが主催者の位置づけだと私は考えています。
だからこの皇室典範が改訂されない限り、牝馬が勝つことはないと考えているのです。
しかしこれだけ多くの牝馬が出走してくるのだから、話題作りという視点でも、牝馬が2着になる可能性はじゅうぶんあると思うのです。
では勝つ馬はどの馬なのか?
私は騎手に注目してみました。
天皇賞は春と秋に行われる、つまり年2回行われる唯一のG1レースです。
過去の天皇賞を振り返ってみましょう。
第162回・天皇賞秋 勝ち馬・アーモンドアイ 騎手・Cルメール
第161回・天皇賞春 勝ち馬・フィエールマン 騎手・Cルメール
第160回・天皇賞秋 勝ち馬・アーモンドアイ 騎手・Cルメール
第159回・天皇賞春 勝ち馬・フィエールマン 騎手・Cルメール
第158回・天皇賞秋 勝ち馬・レイデオロ 騎手・Cルメール
騎手が天皇賞を5連覇しているのです。
もしCルメール騎手が明日の天皇賞春を勝つと、6連覇となり前人未到の大記録達成となります。
勝ち馬の第一候補はCルメール騎手が騎乗するアリストテレスにします。
そしてもう1頭気になる馬がいます。
その馬の名前はユーキャンスマイル。
その理由ですが、天皇賞は4歳以上の牡馬が58kgという芝G1で最も重い斤量を背負うレースです。
天皇賞(特に天皇賞春)ではこの58kgの斤量で2着以内になった経験が重要なのです。
しかし今年その58kgを背負って2着以内になった馬が1頭もいないのです。
そうなると次は57kgということですが、この57kgを背負って2着になった馬がこのユーキャンスマイル1頭だけなのです。
このユーキャンスマイルにも勝つチャンスはあると思っています。
では結論です。
1着候補:1枠2番・アリストテレス(騎手C・ルメール)、4枠7番・ユーキャンスマイル
2着候補:牝馬3頭(2枠3番・カレンブーケドール、7枠14番・ウインマリリン、8枠16番・メロディーレーン)
馬券はこんな感じで買って楽しもうと思います。
〇馬単(1着、2着を着順通り当てる)フォーメーション
1着:2, 7
2着:3, 14, 16
今回はお楽しみで的中したら高額払い戻しが期待できる三連単(1着、2着、3着を着順通り当てる)も少し。
〇三連単フォーメーション
1着:2
2着:3, 14, 16
3着:7
明日は15時からテレビの前で観戦です。