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絆を深めるだけではない!傾聴の意味

子どもの失敗や困難に負けない力
「レジリエンス」を育てる
\科学的/声かけメソッド開発者の
足立啓美です。

皆さんは、お子さんの話
しっかり聴けてますか?

子どもの話をしっかり「聴く」
って簡単でいて、とっても難しいですよね。

信頼関係を築く「傾聴」

子どものセラピーやカウンセリングでも、
「傾聴」をしてまずは信頼関係を築きます。

子育てにおいても、
話を聞くことの大切さから
傾聴スキルは注目されていますね。

"オウム返しがいい"
"ジャッジしない聞き方がいい"
"手を止めて聞こう"
"アイコンタクトやうなずき"

などなど数多くの手法は
すぐに手に入ります。

でも……

オウム返しにいうなんて
実際に意味あるの???

ジャッジしない方が良いなんて
わかっちゃいるけど、難しい!

ということも
あるのではないでしょうか?

絆を深めるだけではない「オウム返し」

それは、その聴き方がなぜ大切か?
まで伝えてないからではないかな…
と感じます。

例えば、子どもの言ったことを
オウム返し(もしくは要約して返す)
する意味は?

子「お母さん、今日学校で馬鹿なことしちゃったんだよね」
母「そっか〜、馬鹿なことしちゃったんだ」
(静かに興味を示す感じで聞く)

この時、子どもの心がどう動くのか?
みてみましょう。

  1. 話を聞いてくれていると感じる

  2. 自分を受け入れてくれたと感じる

  3. 内省する(反省じゃないですよ〜)

どれも大事ですが、
3の「内省する力」を育てていくこと
とっても大事なのです!

「内省」
=自分の考えや行動などをかえりみること

この力がつくと、
✔️学習の進め方を自分で決められたり、
✔️自分の物事の捉え方が偏っていると気がついたり
ということができるようになります。

ビジネスパーソンも注目している力なんですよ。

内省力はレジリエンス力を育てる

「こんなことして失敗しちゃったんだよ」
と出来事を捉えていたことを教えてくれれば
親としても
「その後フォローできたことがすごいよ!」
と体験の意味づけを変えてあげることもできます。

ただ、子どもにとってみたら、
自分の考えや行動を省みることは
とても高度なことです…

だから、普段の生活で
自分で状況を省みる
投げかけをしてあげること良いのです。

「子どもの話をよく聴く」
絆を深めるだけではなく、
子どもの心の力を育てるためにも
とっても大切ですね。


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<ベストセラー>
『子どもの心を強くする すごい声かけ』(主婦の友社)
<絵本>
『きみのこころをつよくする えほん』

<レジリエンスについて学ぶ本>
『子どもの逆境に負けない力 「レジリエンス」を育てる本』(法研)
<強みを育てる本>
『見つけてのばそう!自分の「強み」』(小学館)
<ポジティブ教育を実践する本>
イラスト版 子どものためのポジティブ心理学: 自分らしさを見つけやる気を引き出す51のワーク

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【ホームページ】
一般社団法人日本ポジティブ教育協会 
公式ウェブサイト「ココロプラス」



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