価値観
子育て ー長男編①ー
私の人生の中で「価値観」が大きく変わったのが
長男の不登校の経験。
それまでの私の価値観では、
不登校になるなんて、これから先の人生どうやって生きていくの??
と人生を左右する大問題でした。
学校に行けないなんて…
そんな現実を受け止められず
「なぜ行けないの?」
「いつまで休むつもり?」
「とりあえず、着替えて行っておいで」
そんな言葉しかかけられませんでした。
その言葉の裏側には
「とりあえず、学校に行ってさえいれば何とかなる」
「不登校なんて、世間からなんて思われるか」
「こんなに休んで高校受験に影響するのでは?」
今思えば、根本的な問題を見ようとしていなかった。
「良い子だと思われたい」
「とりあえず、それなりの高校に進学して欲しい。」
そこには「母親として合格点をつけてもらいたい。」という思いがあったと思います。
そんな時、息子が言った
「行かないんじゃない。行けないんだ。」という言葉が
あまりに重く…返す言葉がありませんでした。
恥ずかしながら
その言葉を聞いてはじめて息子が「こんなにも苦しんでいるんだ」
と気が付いたのです。
私は、息子と向き合っているつもりで
どこを見ていたのか?
「母親として子供を立派に育てなくては」
「一般常識を身につけさせなくては」
「ちゃんとした大人に育てなくては」
私は私なりに必死でした。
一生懸命子育てをしていたと思います。
でも…
「立派」ってなに?
「一般常識」ってなに?
「ちゃんとした大人」ってなに?
判断基準を他人においた言葉を
いくら並べても
息子には通用しなかった。
そこからまさに365日
毎日泣いたり怒ったりしながら息子と向き合う日が始まりました。
長男編②へ続く…