トヨタに欠けていたものースタートアップ・ウェイ
© hiromi
私が今まさに追い込みの編集作業をしているのが、『スタートアップ・ウェイ』という本です。スタートアップ・ウェイというのは、著者であるエリック・リース氏が提唱するメソッド「リーン・スタートアップ」をスタートアップだけでなく、伝統ある企業、大きな企業に導入するための方法論です。
変化がどんどん激しくなり、予測不可能になっている今、これまでのやり方ではもはや新しいものは生み出せない。そこに使えるのがリーン・スタートアップであり、大きな企業も、大きくなりつつある企業も使おうというのが本書の趣旨です。実際に、もう動き出している企業があります。それが、GEとトヨタです。
本書には、トヨタの友山茂樹副社長の印象的なコメントが掲載されています。
「これ(リーン・スタートアップ)は、トヨタ生産方式に欠けていた部分です。我々の仕組みは、指定したものを高い品質で作るという面でずばぬけているのですが、作るべき物をみつける部分についてはそういう仕組みがありません」
そしてトヨタがリーン・スタートアップを一部採用したのが、「コネクテッドカー」事業。本格展開に向けて、ヨーロッパでも新会社を設立したそうです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29885420W8A420C1TJ2000/
最後に宣伝です。こんな面白い本が5月下旬の発売前に、読める読書会を開催します。5月18日(金)、よろしければご参加ください。会場でお会いしましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?