過保護と過干渉
今朝はジメジメしていて、床のベタベタ感が気になり拭き掃除をしました。素足で過ごしていなければわからないことで、靴下をすぐに履かなくてよかったと思ってます。
本題です。
故・佐々木正美先生の講演を何度か聴いたことがあります。先生がいつも必ずおっしゃっていたのが「過保護はよいが過干渉はいけない」という言葉で、今でも私の心にしっかりと焼きついています。
似ているようで全くの別物、過保護と、過干渉。
育児においての過保護とは、可愛がること、甘やかすこと。
過干渉とは、何でもやってあげてしまうこと。
かわいいねと口では言いながら、子が自分でやろうとしていた着替えや食事など、生活の基礎にあれこれ手を出すことは、過干渉。もっと成長してからだと厳しすぎる門限やマナー指導や勉強しなさいと言うのも、過干渉。
「いい子だね」「がんばってるね」「えらいね」等々声掛けして抱きしめたり頭を撫ぜたりの可愛がりやベタ褒め、こどもが「あのね」「聞いて聞いて!」「見て見て!」「これじゃなくあれが食べたい!」等々自分を主張した際にしっかり受け止めることは過保護。
私は、過干渉ばかりしてきており、とても反省しました。
先生の話を初めて聴いたあとから、可愛がる、甘やかす、手を出さないことを、意識的にやってきました。
こどもたちそれぞれに変化がありました。
全て、いい変化です。
それでも、私自身がまだまだ未熟なため、子はそれぞれに不満や嫌な思いもあったはずですが、自分にやりたいことをやろうとしてくれている姿を見るとホッとします。
まだまだ窮屈だと言われるでしょうけど…
親は、いつも笑顔で待っているだけでいい。
基本はそれなんじゃないかな?と、こどもたちが幼い頃にしてあげられなかったことへの反省が、今の私のスタンスを作っています。
親がなくても子は育つ。
本当に、そのとおりだと思います。
子に危険が及んだときや子から助けを求められた際に、対処する能力があるのが、大人であり、親ではないでしょうか。
もうかなり楽にはなったけど、心して育児していきます。
若い親御さんたち、ガンバです。
おじいちゃんおばあちゃん、お孫さんに過干渉、しないでくださいね(^_^;)