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馬渡 弘典
2023年5月31日 21:19
たとえば、定時の鎮痛薬を飲む予定の少し前に痛みが出たとき、その薬を早めに飲ませることがありますね。でも、本当はすぐに効くレスキュー薬を使うべきです。がん患者さんが感じる痛みは、「ずっとある痛み(持続痛)」と「急に出る痛み(突出痛)」の二つに分けられます。持続痛の対策には「定時内服」を、突出痛への対応には「レスキュー薬」を使います。持続痛の管理のコツは、定時で薬を飲み、血中の薬の量を安定させ