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『拝啓 Mr.サンダース🍀』
偉人へのお手紙
拝啓、カーネルサンダース様
僕はnoteの利用者で、ポエムなどの創作を続けている日本人です。突然で申し訳ないのですが この度、あなたにお手紙をさしあげる事となりました。
あなたの会社が協賛の投稿企画、noteが公表されてましてね。僕は、あなたのこともKFC様のことも大好きですし。それに、かねてよりあなたに御礼と謝罪をしたい思いがあったものですから。こうして投稿も兼ねたお手紙をさしあげる事を決めたのです。
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感謝、その経緯
noteの投稿企画というものには、締め切り期限がありましてね。おそらく今 あなたがおられる世界には、こういった期限は何事にも無いのでしょうけど。
とにかく期限がある状況でして。ええ、焦っているんです。そして偉人に向けてのお手紙という事で緊張もしているんですね。なので筆が乱れるかも知れません。その点どうか、お許しください。
感謝するに至った経緯
御礼と謝罪。まずは御礼の気持ちからお伝えしますね。以下が、あなたに感謝するに至った経緯です。
数年前から、noteでポエムなどの投稿を始めました。ストレス社会で悩んでる人、病気や失業などで苦しんでる人を励ましたくて文章での創作を始めたのです。
《誰かが僕の文章を読んで元気になってくれたら、それは最高の仕事だ》そう考えて創作を始めたのです。
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なかなか始められない創作
筆1本だけで人を感動させる事ができる。文芸は素晴らしいと思います。
《何か面白いものを書きたい》
《感動できるものを形にしたい》
思いは募りました。
でも実際に書き始めるまでには時間がかかりました。その原因の1つは知識と経験の不足でした。
僕は学生時代、国語が得意だった訳ではない。小説家に憧れはあっても、自身がなろうと思っていた訳でもない。創作については全くの無知で未経験。だから書きたい気持ちはあっても、どうやって書き始めて良いのか分からなかったのです。
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大きな勘違い
そうなんです。創作について僕は大きな勘違いをしていたのです。
学生時代に国語は得意ではなく、今までに小説家になろうと思った事はない。だけど、10代の頃から読書は好きだった。いろんなジャンルを読んできたし、目にした文章の量は、そこそこ多い。だからエッセイだろうと小説だろうと、その気になればそれなりのものは書ける。そう思っていたのです。
でも当然ですよね。読むことと書くことは全く違う。インプットは、アウトプットの前提条件ではあるけれど。イコールではない。そして何事にも準備や御作法というものがある。突然、気持ちだけで書くのには無理がありました。
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更に決定的に欠けていたもの
知識も準備も無しに《自分ならエッセイや小説を書ける》と勘違いをしていた。そして更に、僕には欠けているものがありました。創作する者、何かに挑戦する者が持っているべきものが僕には欠けていたのです。
それは勇気と行動力でした。
始める前の迷い、不安
創作を始めたい気持ちはあるのに、知識や準備が足りず何も書けなかった。そして更に、勇気や行動力も欠いていた。書く前から無駄に、あれこれ迷ったり。不安になったりしていたのです。
《書くジャンルは何にしよう?》
《誰も読んでくれなかったら?》
《もしも厳しいコメントを書かれたら?》
こういった迷いや不安があったから筆が動かなかったのです。今思えば、こんな精神状態で創作など出来るわけがありません。
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本との出会い
新たな挑戦には、勇気と行動力が必要。それを改めて感じたのは、あなたの功績に関する本を読んだ時でした。
3年ほど前のこと。偉人たちが成功するまでの体験について書かれた本、いわゆる〈偉人伝〉を図書館で借りて読んだのです。
アメリカ大統領のアブラハム リンカーン。自動車会社を創ったヘンリー・フォード。発明王のトーマス エジソン。本の目次には、世界中の誰もが知ってる偉人たちの名前がありました。
そしてその中に〈カーネル・サンダース〉ことハーランド・デイヴィッド・サンダー。あなたの名前があったのです。
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あなたの輝かしい功績
Mr.サンダース。あなたは創業して事業を大きくするために、大変な苦労をされたのですね。
家計を助けるために10歳で農場に働きに出たり。若い頃は職を転々とされたり。そして最初は小さなガソリンスタンドの経営から始められて、最終的にはKFCという世界的に有名な会社を創られた。
冒頭でお伝えしたように このお手紙は、noteでの投稿も兼ねてます。ここであなたの功績をいくつか皆様に紹介させてください。創作する人や情報発信する人たちの良い刺激になると思いますので。
本を拝読して、特に僕がスゴイな〜と感じたのは次の3点でした。
1、フランチャイズ ビジネスの基礎を築かれた。(起業するだけでなくビジネスモデルも築いて世界に貢献されたのですね)
2、60代という年齢となっても、挑戦を続けられた。(高齢となってからも事業を発展させるには大変なご苦労があったかと思います)
* 心のこもった手作り調理に拘られたり、様々な工夫をしてお客様へのサービスを大切にされた
(これについては、最近のコンビニ等で見られる無愛想な店員に読ませたい!)
感謝の思い
子供の頃から働き、起業して苦難を乗り越えながら事業を発展させた。あなたの情熱やエネルギーは、凄まじいものだったのだろうと思いました。大恐慌によって倒産を体験しても そこからまた立ち上がる。そんな粘り強さも含め、僕はあなたの強いマインドに深い感銘を受けたのです。
そして、
《とにかく始めることが大切だ》
《失敗など恐れずに行動しよう》
あなたのお蔭で、僕はこのような考えとなり創作という挑戦を始められたのです。ありがとうございました。
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挑戦したら 筆も心も動いた
《よし!とにかく思うがままに書こう!そもそも創作とは、そういうものじゃないか》
不思議です。このように決心をしたら、胸の内からスラスラと言葉が出てきました。
まず詩から書き始めたのです。《自分には詩人の感性がある》形に出来ずモヤモヤしていたけれど、これだけは確信していたからです。
その頃、既にX(旧Twitter)の方で動物愛護についてのツイートをしてましたので。これをポエムっぽいものに変えたり。政治家たちへの不信感や社会福祉への思いをストレートな表現でnoteに投稿したりして。
迷わず、そして恐れずに創作を始めました。
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嬉しかったフォロワー様のコメント
ポエムやエッセイ風のものを投稿して、すぐにフォロワー様からの反応がありました。まず〈イイね〉のハートマークが付き始めたのです。
僕としては少数の人から良い評価をされたら満足でしたが、短期間のうちに〈イイね〉の数は100程に増えました。
そして(これが最も嬉しかったことですが)ユーモアあるポエムに対して《大笑いしました》とか、動物愛護などをテーマにした文章に《涙を流しながら読ませて貰いました》というようなコメントをいただいたのです。
フォロワー様からの温かいコメントを見た時は、本当に嬉しくて。更に筆が進みましたし、その後の創作の励みにもなりました。
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御礼の気持ちを伝えて 半分スッキリ
noteに のびのびと書きたいものを投稿し、コメントを受けるようになってきたので。僕は、《人に喜んでもらいたい》という目標を達成できました。
今も自分が望むようなペースで創作を続けられていますから、創作についてのストレスはありません。そして今回あなたに御礼の気持ちもお伝えできたので。半分、スッキリした気持ちでいます。
ええ、半分です。スッキリしたのは半分なのです。御礼の次の謝罪がまだ残ってますので…
そして謝罪
冒頭でお伝えしましたように、今回は御礼だけでなく... あなたに謝罪したいこともあるのです。
謝罪といっても酷いことをしたとか損をさせたとか、そういう深刻な無礼ではないのですが。ほんの少し配慮が足りなかったというような... 粗相といいますか不手際があったのです。
怒らずに読んで貰えますでしょうか?実は、この謝罪についてもnoteが(過去の投稿が)深く関わっています。説明させてください。
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配慮が足りなかった?過去の投稿
僕のような未熟な者でも書きやすいように工夫がされている。そんなnoteのお蔭で、利用を始めてから数ヶ月で書くことには慣れてきました。
これまで僕が創作してきたのは、詩やエッセイ、短い小説風のものですが。最初の頃は 軽く明るい表現を創作課題にしていましたので、主にユーモアあるものを投稿していたのです。
そして、そこそこ調子良く書けるようになってきた頃に(僕は、あなたやKFCの商品が好きなので)ある作品に あなたと商品に登場していただいたのです。
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謝罪ですから冷静に。落ち着いて説明を致します。
あるコント風のユーモア作品を書いたのです。その中に(あなたに断わりもせずに) あなたとKFCの商品に登場していただいた。これが謝罪したい1点です。
そして もう1点ですが... その作品の中で、酒に酔った女性から暴力を受けて傷つくような役で、あなたに登場していただいた。これを謝罪したいのです。
ゴメンナサイ
あなたのことも、あなたが創られた会社のことも僕は良いイメージしか持っていません。ですから、もちろん名誉毀損するつもりなど有りませんでした。むしろ逆に、投稿して、あなたやあなたの会社の商品を宣伝したい気持ちがあった。
ですが、僕の未熟な創作能力のせいでしょう、その作品の中で効果的な宣伝は出来ませんでした。上手く宣伝したり、あなたの功績を讃える文章を挟み込む余地が無かったのです。
勝手に作品に登場させてしまったこと。そして傷つけられる役でしか登場して貰えなかったこと。どうか、お許しください。ゴメンナサイ。
その問題の作品のリンクを貼っておきます。ご覧になられて、もし《どうしても許せない》ということであれば 手紙でのお返事をお願いします。
https://note.com/hiromaru_airi/n/n683710699f6c?sub_rt=share_pw
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お手紙の最後に
長いお手紙となってしまいました。感謝の思いと謝罪の思い。アリガトウとゴメンナサイ。これを伝えるだけでも時間がかかるものですね。
このお手紙を書くことによって、改めて自身の文章能力の未熟さを感じました。今後も文章修行を続けようと思います。
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では、お手紙の最後に書かせてください。これが最もあなたにお伝えしたかったことですから。
僕は良かったと思っています。あなたのように勇気と行動力を持って、新たに創作に挑戦して本当に良かった。
そうですね。挑戦は素晴らしいと思います。
挑戦が無くても生きてはいける
だけど
笑って
悩んで
泣いて
傷ついて
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立ち直って
信じて
立ち向かって
また傷ついて
![](https://assets.st-note.com/img/1728082478-alEjuWZfzI9wYqkTG2xrXbod.jpg?width=1200)
それでも恐れず
何度でも立ち直って
胸を張り、堂々と前へ進む
![](https://assets.st-note.com/img/1728082514-RsYuLyxkW0VwQXUlJD1jnB5v.jpg)
挑戦が無ければ
人生の味わいが乏しくなる
だから挑戦とは、
料理におけるスパイスのようなものですね
だから、これからも僕は...
![](https://assets.st-note.com/img/1728082600-4FL8nwfi5vu3ECN2gpKIBryz.png?width=1200)
Mr.サンダース!
これからも僕は、あなたみたいに!
生涯、挑戦を続けます。
拙文、最後までご覧くださり
ありがとうございました。
敬具
![](https://assets.st-note.com/img/1728051675-VC8ijkKQTDmIq7MO3rhblc6R.jpg)
ひろまる愛理
2024年10月
日本にて秋の虫の声を聴きながら。
《完》
#挑戦してよかった
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