久々の更新 好きなゲーム音楽をプレイリストでまとめてみました その1
久々にブログを書きます。
ブログだけなら小説投稿サイトでカテゴリーをエッセイにすれば書けそうですが、今回は著作権的に難しいかも? などと思いこちらへ。
今回は 創作仲間の人のブログを読んで、『自分の好きなゲーム曲をまとめてあるプレイリストから紹介してみる』という記事を見つけ、
「面白そう! 自分もやってみようっと」と軽くやる気になり、取り敢えずIPodに入っているゲーム曲を見てはプレイリストに追加、と繰り返す作業をしました。
いざ やってみて曲数を数えると なんと153曲!! これ、1回の記事編集で終わらねえ……OTZ
ということで、3回か4回くらいに分けます。どう分類するか……
取り敢えず、古い曲→新しい曲でいきますかね。
ちなみに、ゲームのジャンルは9割以上RPGでした。古き良きJRPGを愛でる世代なもんで……悪しからず。
1記事30曲ぐらいですか……お気に入り度を★1個~10個で表現しますか。1曲ずつコメントを書きますが、感想が特に湧かないものは書かないかも。また、僕は音楽に関する専門知識はほとんどないので、専門的な解説は出来ません。かじった程度の感想です。
早速書いていきます。
①プレリュード(FF4) ★
人生で初めてプレイしたRPGの最初に聴いた曲。タイトル画面のクリスタルが輝くドット絵と共に流れて「ああ、綺麗だな……」と感じたのを覚えています。
②赤い翼(FF4) ★★★★★★★★
いきなり★が8つ。オープニングとラストダンジョンで流れます。静かで勇敢なイメージがカッコイイ。ボレロ調の音楽は勇気を掻き立てると知る。
③オープニング(FF4) ★★★★★★★★★★
FF好きなら定番かつ説明不要の『国歌』!全てのFFに必ず入っている壮大な冒険ロマンを予感させるのに十分な一曲。特に4のバージョンは人気だそうです。
④バブイルの塔(FF4) ★★★★★
イントロからしてプレイヤーのテンションと勇気を湧きたたせる曲。同時に、手ごわいダンジョン攻略を意識させます。ずっと聴いてると逆に疲れちゃうかも。ゲーム内では敵とのエンカウントを挟むので気にならないか。
⑤月の民(FF4) ★★★★★★
主人公の出自や運命を知る瞬間に静かに流れる曲。静けさとファンタジー特有の幻想に浸っている感が良いです。
⑥巨人のダンジョン(FF4) ★★★★★★★★★★
タイトル通り機械の巨人の体内と、ラストダンジョン最下層で流れる。プレイヤーに『ついに、苦しみや悲しみを超えてここまで来たんだ!』という切実な想いを訴えかけてくる曲です。ハープの音と、星の中心核が輝く背景、ガラス質な地面が美しいです。
⑦バトル2(FF5) ★★★★
ボス戦で流れる曲。とにかく緊張感を煽る曲調で、戦闘での緊迫感と焦り、急かされるようなメロディがいいです。『こいつは手ごわいぞ!』感。
⑧古代図書館(FF5) ★★★★★
ダンジョン曲。怪しげな雰囲気の中、知の宝庫である大量の書物に囲まれている知的さが、絶妙にプレイヤーの没入感を高めます。
⑨暁の戦士(FF5) ★★★★★★★
宿敵が待ち構える城の奥に進むと流れる、勇壮な曲。これもボレロ調。困難を乗り越え悪を討つ、というプレイヤー自身を奮い立たせてくれます。
⑩ビッグブリッジの死闘(FF5) ★★★★★★★★★
FF5でも特に人気の曲。作曲の植松伸夫さん的には『テキトーに作っちゃった捨て曲』だったんだとか……ウソでしょ??? 最初に流れてから、最早敵ながら憎めないギルガメッシュというキャラの代名詞のような曲。
⑪決戦(FF5) ★★★★★★★★
宿敵とのバトル曲。前半はうねりを伴った禍々しい力が近付いてくるようなおどろおどろしい印象ですが、後半になると主人公サイドの覚悟と勇気を讃えるような曲調になるのが堪らなくカッコイイ!!
⑫皇帝出陣(ロマンシングサガ2) ★★★★★★
前の代の皇帝が志半ばで倒れ、次の皇帝へと継承された直後に流れる曲。次代の皇帝の「先帝の無念を晴らす!!」という台詞通り、勇壮さの中に悲哀や覚悟などの悲壮さも籠っているのが凄くエモーショナル。
⑬七英雄バトル(ロマンシングサガ2) ★★★★★★★★
皇帝の宿敵と闘う時に流れるテーマ曲。皇帝と敵との運命の闘いを印象付けるため、曲調もひたすらアガるアガる!
⑭ラストバトル(ロマンシングサガ2) ★★★★★★★★★
タイトル通り最終決戦。壮大で激しい曲調の中にも、どこか闘いの悲しみを感じる……だが浸ってる余裕はない。ラスボスは最終形態になると驚異の7回連続攻撃です!!
⑮LIVE・A・LIVE(LIVEALIVE) ★★★★★★★★★★
はい来ました!! 僕の中で完全に頂点に君臨するゲームのメインテーマです! しばらくLALの曲が続きます。
恐らく『ただひとつの生を生きよ』という意味。曲全体に生命感と活気が漲る、まさに人生の一曲。
⑯SELECT・A・LIVE(LIVEALIVE) ★★★★★
『人生の選択』の名の通り、オムニバス形式のシナリオ選択場面で流れる。これからプレイヤーが体感する熱い、深いドラマをひっそりと予感させます。
⑰密命(LIVEALIVE) ★★★★★★
幕末編メインテーマ。動乱の世の中の影を生きる者の浪漫を感じる一曲。
⑱忍音(LIVEALIVE) ★★★★★
幕末編ダンジョン曲。鼓や三味線が効いている、敵の城内を潜入しているスニーキングミッション感があります。夜、くたびれた時に無性に聴いていたくなります。
⑲殺陣!(LIVEALIVE) ★★★★★★★★★
幕末編バトル曲。「さつじん」ではなく「たて」と読みます。意味は時代劇におけるアクションシーンを指す演劇用語……だったはず。とにかく三味線や尺八が派手で華やか! まさしく敵地で殺陣を舞っている気分になります。時代劇アクションの華に酔いしれる!
⑳最強-VICTORY ROAD-(LIVEALIVE) ★★★★★
現代編メインテーマ。格闘技の世界で最強を目指す、野心をする熱き若者の長き旅路の曲。90年代は格闘技ブームで、旧スクウェア(現スクウェア・エニックス)のスタッフさんの多くが格闘マニアだったそうです。しかもLIVEALIVEは全編そうですが、作曲の下村陽子さんはストリートファイター2の作曲もしていた! 色んな意味で本物だ!!
㉑KNOCK YOU DOWN!(LIVEALIVE) ★
現代編戦闘曲、というか試合曲。軽快なロック曲ですが、戦闘システムに慣れてないと滅茶苦茶苦戦します。森部のじーさんの奥技!! をラーニングするまでの辛抱ですかね。「何のこと?」と思った貴方はLIVEALIVEをやりましょう(強引な勧誘)
㉒Kiss of Jealousy(LIVEALIVE) 歌:加瀬愛奈 ★★★
原始編戦闘曲。のちに作曲の下村陽子さんのデビュー25周年記念アルバム『memoria!』にてヴォーカル入りバージョンが公開されました。元々のメロディが戦闘曲にも関わらずファニーで明るく、色っぽい曲調です。歌詞付きで加瀬さんの歌が入るとますます色っぽい恋の歌になりました。何気に『下村さんが作曲当時口ずさんでいた歌詞をそのまま採用』したそうです……セクシー❤
㉓鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳(LIVEALIVE) ★★★★★★★★
功夫編メインテーマ。当時の旧スクウェアのスタッフに中国出身の方がいて、タイトルの意味を訊くと「鳥は空を飛び、魚は河を泳ぐ」だそうです。これものちの20周年記念アルバム『dramatica』でオーケストラアレンジされました。とても壮大な命の息吹と言いますか、功夫編のテーマ『伝承』に合った、凄くスケールが大きくドラマティックな一曲です。功夫編のドラマを観ながらだと、涙が……。弟子を選ぶシステムがアレなのはプレイヤーにとっても残酷過ぎると思います泣
㉔WANDERER(LIVEALIVE) ★★★★★★
西部編メインテーマ。『放浪』のテーマ通り、闘いの中で死に場所を求め彷徨う漢の哀愁溢れる渋い曲です。「ようこそ……『男の世界』へ…………(それはジョジョだ)」西部編はひたすらハードボイルドでカッコイイの一言。
㉕Under the Fake(LIVEALIVE) ★★★★★★★
西部編で街を歩いていると流れている。これも哀愁を帯びていて、どこか人生の切なさや虚しさを抱いて生きる人の心を感じます。夜になると聴きたくなるイメージですね。
㉖THE WILDS(LIVEALIVE) ★★★★★★★
これぞ西部劇の戦闘! そう思わせてくれる勇壮で荒々しい旋律です。
㉗GO! GO! ブリキ大王!!(LIVEALIVE) ★★★★★★★★★★
来ました!! スーパーロボットものを真正面から意識した、LAL劇中で唯一歌詞付きの人気曲です。歌詞は作中では1番までしか出ませんが、2番3番もあり、なんと2番の歌詞は近未来編キャラクターデザイン担当の島本和彦先生が担当しています!! しかも企業案件としてではなく、一般公募でハガキに『島本和彦 職業:漫画家』と書いて旧スクウェアに送り、採用されたという……。割りとここ数年になってから島本和彦先生自ら同人誌で非公式とはいえ、近未来編を漫画化していることが、当時から島本先生がいかに思い入れが深かったかが伺い知れます。
ちなみに、公式からはサントラの復刻版にスクエニショップでの購入特典として、ディレクターの時田貴司さんがフルで歌っている特典CDが付属したのです!! ……欲しかった~…………泣
㉘PSYCHOで夜露死苦!!(LIVEALIVE) ★★
近未来編戦闘曲。バリバリのロックに痺れます。主人公と兄貴分が不良系なのもあってか、曲名もエッジが効いてますよね。
㉙魔王への叙曲(LIVEALIVE) ★★★★★★★★★★
僕的にはRPGの歴史を塗り替えた中世編。そのメインテーマ。疾走感のあるサウンドが、作中の主人公と共にプレイヤーまで、何かに激しく急き立てられるような切実なる想い。そんな強い感情が籠ったまさに叙曲。サビを過ぎたあたりで鳴る鐘の音で完全に虜となりました。下村陽子さんは天才!!
㉚届かぬ翼(LIVEALIVE) ★★★★★★★★★★
中世編フィールド曲。導入から美しくもどこか物悲しい……そんなメロディが、この世界の主人公を中心とする人々の悲しい運命を物語っているようです。アレンジ曲も後述します。
㉛凛然なる戦い(LIVEALIVE) ★★★★★★
中世編戦闘曲。戦闘曲らしく緊張感があるのですが、他の編と違って華々しさや活気はあまりありません。『ただただ無慈悲な、争いによる生命の遣り取り』。そんな冷酷な印象を受けます。
㉜魔王山を往く(LIVEALIVE) ★★★★★★★
中世編ダンジョン曲。魔王が潜む険しい山を登るイメージ。ハープやパイプオルガンが利いていて、the・中世という感じ。
タイトルも心憎い。『魔王山を 往く』と読むのでしょうが
『魔王 山を往く』とも読めるところが…………!
㉝絶望の都(LIVEALIVE) ★★★★★★
最終編フィールド曲。主人公たち以外人間は一人も存在しない異世界。いるのはただただ悪霊や神話上の化け物たち、そして魔王など魑魅魍魎が跳梁跋扈する、まさにディストピア。その割りには曲調自体は静かで雄大さを感じるのは、7人の主人公たちが確かな意志のある英雄だからでしょうか。
余談ですが、僕はこのゲームの最終編のような『場所も時代も生物も時空を超えてごちゃまぜになったカオスな異世界』感が大好きです。サガフロンティア然り、スパロボ然り。時空を超えて邂逅を果たす者たちが織り成すドラマ、浪漫に惹かれるのです。
㉞CRY・A・LIVE(LIVEALIVE) ★★★★★★★★★★
タイトル通り悲しみのテーマ。『人生の悲しみ』。実はLALにはサントラに収録されない、一部の演出用に、出来上がった曲をアレンジした音源が何曲か流れます。これもそのひとつ。
ゲーム中2回だけ、主旋律を抜いたピアノだけのメロディーが流れるのですが、それがシーンも相まってますます物悲しい…………。
『人間の一生とは一体なんなんだ、何故ここまで残酷なんだ…………』そう思い、この曲のピアノソロが流れる度に涙が止まりません。
㉟魔王オディオ(LIVEALIVE) ★★★★★★★
オディオとはラテン語でODIO=憎悪という意味だそうです。その名の通り、人間の底知れぬ邪悪、憎しみ、エゴなどが沸き上がる、各編のラストバトル直前に流れることの多い、恐怖や不安を大いに掻き立てる曲です。
この曲とともに、僕は当時幼いながらもLALを通じて人間の悪意、そして人間嫌いや厭世の種を蒔かれた感覚を覚えました。
この曲の直後のボスキャラとのバトルが盛り上がる、引き立て役の曲でもあります。
㊱MEGALOMANIA(LIVEALIVE) 歌:加瀬愛奈 ★★★★★★★★★★
ついに来ました!! LALで最強に熱い曲!!
『誇大妄想狂』を意味するタイトル通り、とてつもない人間の心が持つ熱量を感じる曲です。膨れ上がったエゴ、憎悪、闘争心、業…………それらが一緒くたに、プレイヤー自身のソウルまで炎のように燃え上がる……そんな強大な一曲です。ファンからも特に人気の一曲です。
ちなみにこの曲もヴォーカルアレンジをされて『memoria!』に収録されているのですが……うーむ、僕はあまり好みじゃありません。原曲の完成度が高すぎるせいかもしれません。
㊲ILLUSION…(LIVEALIVE) ★★★★★★★
ラストバトル第一形態の曲。異形と化した魔王との戦いの前哨戦に相応しい、禍々しい曲。『魔王オディオ』のフレーズもところどころ入ってます。
㊳PURE ODIO(LIVEALIVE) ★★★★★★★★
ラストバトル最終形態。『純粋なる憎しみ』から生じる様々な攻撃は、ただの戦闘のダメージというだけでなく、プレイヤー自身の精神面にまでダメージを与えてきます。打ち倒した瞬間の断末魔の叫びも、この世の怨嗟の全てを孕んでいるかのようです……。
……と、この記事を書き上げた翌日。ミスに気付きました。LIVEALIVEの曲でプレイリストから一曲抜けがあることに気付いちゃいました……OTZ
せっかく綺麗に記事がまとまって投稿できたのに。いっそ開き直ってその2の冒頭で紹介しようかとも思いましたが、なかなかに内容がアレ。かといって記事の最後に追記するのも何とも後味が悪くばつが悪い。
というわけで、ここで割り込んで書き、修正します……最初にこの記事を読んでいただいた方には申し訳ないです。
㊴ARMAGEDDON(LIVEALIVE) ★★★★★★
最終編ラストバトルで敗れる、もしくは最終編の特定のキャラクターで戦闘中ある特殊行動を取ると流れる、最も最悪なエンディングで流れる曲。
魔王が破滅の力を暴走させ、とうとう全ての時代の全ての人間を消し飛ばしてしまう……という破滅そのもの。人が生きた記憶も証も存在そのものを抹消し、やがて彼の心そのものも…………とどめとばかりにこの曲と共にスタッフロールが流れます。
パイプオルガンの奏でる終末感、絶望感が半端じゃあないです。遠くに鐘の音が響いているのですが、やがてそれも消え行き、虚無の世界でただただ暗黒の風が吹きすさぶのみのアウトロから感じるものは、まさに『虚無』以外の何物でもありません。最初に見た時はグッドエンディングとはまた別の放心状態でした…………こわいよ~。
㊵Live over Again(LIVEALIVE) ★★★★★★★★★★
魔王を打ち倒し、世界に平穏が戻った瞬間に流れる曲です。異世界へと召喚された主人公たちも日常に戻ります。
この曲が流れる瞬間、異世界の魔王の力が消えたのか、凍り付いてモノトーンになっていた風景が、ふわーっと鮮やかな色彩を取り戻す所でまた涙します。
『この世界はこんなにも美しかったのか!!』
と、本来の世界の美しさ、清冽さに気付く。その感動なのでしょう……。
㊶Forgotten Wings ~忘れられた翼~(LIVEALIVE番外?)★★★★★★★★★★
厳密にはサントラではないのですが、下村陽子さんがこのゲームの中世編の主人公のあまりにも憐れな悲劇性を悼み、『彼が救われるように……』という祈りを込めて作られた、当時特典で附属した攻略本の8㎝CDに収録された曲です(復刻版のLIVEALIVEのサントラにもボーナストラックで収録されています!)
届かぬ翼のアレンジ曲で、中低音でスローテンポで物悲しく流れます。あまりにも切ない、彼の最期…………攻略本には下村さん直筆の彼の想いを綴った詩も載っていて、涙無しには聴けない曲です。
曲のクライマックスで大きく盛り上がり、やがて聴こえていた鐘の音が遠ざかっていく……という音の表現が……まるで彼が何の罪も穢れもない鳥へと生まれ変わり、羽ばたいていった…………というイメージを感じました。ゲームの主人公を救済する祈りを込めた作曲って、他にあるんでしょうか? いずれにせよ、この曲を聴けて幸せでした…………。
LIVEALIVEの曲を紹介したあたりでちょうどいい区切りになったので、これでプレイリスト紹介その1を終わります。つーか多過ぎだー!! 読んでいる人もダレてくるんじゃないでしょうかね……まあいいや。
次回、近いうちにその2に続きます。それでは~。