お祭りでの法的な問題
お祭りには楽しいことの裏返しで色々な法的な問題があります。
今回はざっとみていきたいと思います。
1 祭りでの飲酒に関する法律問題
未成年者の飲酒については昔からあるような問題です。
また、飲酒運転の取り締まりなども同様でしょう。
2 祭りでの賑やかし行為による騒音問題(近隣住民への配慮や時間帯の制限など)
これも騒音についての受忍限度を超えた場合は民法における不法行為として損害賠償責任を負い得る問題になります。
3 祭り会場での混雑や人の流れに関する法律問題(適切な入場制限や安全確保のための規制など)
これは主催者側で何らかの注意義務を怠ったとされれば怪我などをした人に対して損害賠償責任を負いうることになります。
4 祭りでの露店営業に関する法律問題(営業許可の取得)
これも露天で食品を扱うということであれば営業許可を受けることが求められます。
5 祭りの主催者や出演者による契約関係に関する法律問題(パフォーマンス料金やキャンセルポリシーなど)
主催者が何らかのパフォーマーと契約してお祭りでパフォーマンスをしてもらう場合はその料金について合意し、お祭りが実施できなくなった場合に料金をどのようにするのかなどについての契約の問題が出てきます。
お祭りというとただ参加しているだけだと感じることがありませんが、主催するとなると実に様々な問題がありうるわけです。
今回はそれを概観いたしました。読んでいただきありがとうございました。