【人生】日本に影響しているアメリカにおける車の25年ルール
知る人ぞ知るというものって世の中にたくさんあると思います。
その中の一つが今回のテーマです。
これは元の情報に当たっていないので情報の紹介になりますが、アメリカでは日本の車のように右ハンドルの車は製造から25年経過してクラシックカーとして認められないと輸入されないそうです。
逆に言えば25年経過した日本車はアメリカで輸入されて使用できるので価値があるということで、日本で中古で購入した金額以上の金額で売却できる可能性もあるとのことです。
現在2022年なので、25年前は1997年です。
だいぶ時代が変化していますよね。
そのころの車が一定の需要があるということです。
知っていたら投資の対象とする人もいるのでしょう。
なぜこれを取り上げたのかというと、全く関係なさそうに思うかもしれませんが、交通事故の案件からです。
交通事故に遭い、車両が衝突された場合、修理費の見積もりをしてもらい、その金額が損害となり、請求することになります。
ただ、あくまでもこれは車の価値が修理費の金額よりも高い場合です。
年式が古い車の場合、修理費よりも車の価値の方が低いのです。
例えば、1年前の年式の車で、事故当時の価値が250万円の車があったとします。交通事故で衝突され、100万円の修理費が見積もられたとします。
この場合の損害額は修理費である100万円になります。これを分損といいます。
では、10年前の年式の車で、事故当時の価値が30万円の車があったとします。この場合も修理費が100万円と見積もられたとします。
この場合の損害額は修理費の金額とはならず、車の時価額である30万円が損害となります。
その車そのものの価値以上の修理費がかかったとしても、それは損害とはならず、その価値分までが損害の限度となります。
では冒頭の25年経過した車の場合はどうなるでしょう。
全ての車が価値があるわけではないと思いますが、アメリカでの需要が見込まれるような車だったとした場合、車の価値が先ほどの例における30万円どころではなく、300万円と新車当時の価格くらいで売却できるという場合もありえます。
これが立証できれば、損害が30万円ではなく100万円となるということも言える可能性があるのです。
修理費と時価額を両睨みすることが求められるのです。