ビジネスも人生も〇〇を考えることが出発点
メジャーリーガー大谷翔平選手のプレーに心が躍っています。まさに前人未踏、異次元のプレーを魅せてくれました。
漫画の世界のような活躍を世界最高峰の舞台で活躍している姿を見ると、人の可能性は無限大だなと感じます。可能性を広げるのも、可能性を狭めるのもその人次第ではありますが、その差はどこから来るのでしょうか?
大谷選手が高校一年生の時に作成した目標設定シートがあります。曼荼羅チャートと呼ばれるものですね。
この目標設定シートは、私も使っています。自分の目標を多面的に俯瞰できるとても便利なツールです。活用方法ついては別の機会にまた書きますね。
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今日は、私が提供している経営者やリーダー向けのプログラムについてです。
大谷選手のように目標を立てることは大事ですが、その前にやることがあります。何だと思いますか?まず一番最初にやるべきは、「自己認識」です。
自分の置かれている状況をじっくりと見て、現状の問題点を整理していくことです。では、問題を整理するためには、何をするか?
そう、問いを立てることです。
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ここで、問いを立てることの重要性を説いた偉人の言葉をいくつか紹介します。
ヴォルテール
「人間は、その答えではなく、むしろ問いによって判断せよ。」
ギルバート・ケイス・チェスタートン
「解決策がわからないのではない。問題がわかっていないのだ。」
ウィトゲンシュタイン
「私の言語の限界が私の世界の限界を意味する。」
フロイト
「思考とは、行動の予行演習に他ならない。」
羽生 善治
「何事であれ、最終的には自分で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。」
アルベルト・アインシュタイン
「なぜ問うかについて考える必要はない。とにかく、問うのをやめないことだ。」
アイザック・アシモフ
「問題を解決する最も簡単なやり方は、その存在そのものを否定することだ。」
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多くの人が行動できなかったり、結果が出ないのはどうしでしょうか?
環境ややる気の問題もあるかもしれませんが、もっと大切なことは、良い問いを立てられていないからです。それでは、良い問いというのはどういうものでしょうか?
・すぐに行動に移せるもの
・「今」自分が向き合うべきと思うもの
・心が動くもの、ワクワクするもの
・多くの人に影響を与えるもの
・答えに辿り着くのに時間がかかるもの
・問題を自分事に寄せるもの
などがパッと思いつきます。
あなたははいかがですか?
良い問いとはどういうものでしょうか?
ぜひ、考えてみて下さい。
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頭の中にあるモヤモヤしたもの、きちんと言語化できていないものを、外の世界に出しましょう。話すのもよいですが、一番良いのは、紙に書くことです。頭に浮かんでもすぐに消える考えも多いので、忘れる前に頭の中のことばを紙に転写しましょう。
ちなみに、「手紙」という漢字は、日本と中国では全く違う意味であることをご存知ですか?「手紙」は、中国ではトイレットペーパーのこと。まさに文字通り、手で使う紙のこと。それでは、手紙を書くことは中国では何と言うのでしょう?
「写信」といいます。
自分の信じていることを紙に写すということです。問いを紙に書くことは、自分に手紙を書くようなものですね。
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問いと答えを考えながら、紙に書いていく中で、思いも寄らないアイデアが創発されることもあります。また、紙に書くメリットとしては、自分の考えを立体的に俯瞰できるところです。
あるワードから連想した別のワードを書き足したり、絵やイメージで補足したりもできるので、点であった考えが、線になり、いずれ面になり、立体になっていきます。
最初は慣れないと思いますが、1日3つでもいいので、問いを立てて、答えを考えてみて下さい。制限時間をつけた方が、頭の回転も速くなっていきます。目安としては2~3分から始めてみましょう。
最後に、もう一つ質問です。
問いを出すためには、どんなアプローチがあるでしょうか?(制限時間2分)
例えば・・・
・心が動いたことを起点に考える
・言葉の境目や定義を考える(例:「自由」と「不自由」)
・言葉の機能や関係性を見る(点と線で物事を見る)
・ロールモデルになりきってみる(目指す人物や心引かれるモノの中に入る)
・行動した結果の振り返り(出来たことと出来なかったこと)
・目標設定(そもそも論を思い出す、リソースの棚卸し)
・アイデア出し(新製品、新サービス、新しい取り組み)
などを挙げてみました。正解というもはありません。自分なりの答えをつくっていくことに意味があります。
今日は質問ばかりしてしまいましたが、自分で問いを立てる訓練をしていくと、ビジネスや人生にも大きな変化が生まれますよ。
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