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冷蔵庫が壊れて

冷蔵庫が壊れたので買いました。
我が家で冷蔵庫を買うのはおそらく25〜26年ぶり。
「最近は野菜室が真ん中が人気なんですよ」
と店の人に説明されたけど、我が家の冷蔵庫も野菜室は真ん中だ。
野菜室がいちばん下が人気の時代を経て、流行が一巡したらしい。
野菜室がいちばん下も経験してみたかったなぁ。

母は冷蔵庫を買った記憶がないという。
前のは母が泊まりがけで出かけた時に
「母ちゃんは俺のことケチだケチだって言うからいない間に買う!」
と言って、父がポットと一緒に買ったのだった。
あの頃は家電を買うときは懇意にしているメーカーの人に家まで来てもらい、色々と相談して買っていた。
「イワノさん」という人だったけど、父は「アマノさん」と呼んでいた。

帰宅後、運び入れる際の通り道確保のために、ちょっこら動かせない台をどかしたら懐かしいものが見つかった。
『赤ずきんチャチャ』のマグネット。

30年以上前の「りぼん」のふろく


冷蔵庫の中のものを、常温でも大丈夫なもの、保冷バッグに入れてなんとか保ちそうなもの、しようがないものに分ける。
うちは保冷バッグの大きいものはひとつしかないので、取っておけるものはごく限られてしまった。
モッタイナイのはもちろんのこと、冷蔵庫で保存できることのありがたみを強く感じる。
冷蔵庫が使えないだけ、それもたった一日でもこんなに大変なのに、電気が使えないということはどれだけ大変なのだろう。
水道も使えなかったらどうなってしまうんだろう。
などと考えた。
夜、牛乳も麦茶もない中で、電気ポットからお湯が出ることに幸せを感じた。


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