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『久遠の島』
乾石智子/創元推理文庫(小説)
オーリエラントの魔道師シリーズの何作目か。
本を愛する者だけが入れ、世界中のあらゆる書物が読める久遠の島。
その島が宝を奪われ沈んだ。
生き残った島の子供ネイダル、ヴィニダル、シトルフィの三人は、お互いが生きていることを知らぬまま宝を奪った者への復讐を誓う。
文字や書物が力を持つことが多い、オーリエラントの世界を象徴するような話と、夜の写本師やウィダチスの魔道師の元祖みたいな人の登場に、ずっとこのシリーズを読んできて良かったと思った(読み始めてまだ1年ちょっとだけど)。
完結作を一気読みするのもいいけど、シリーズものの広がりをリアルタイムで体験できるのもすごく贅沢なことだと思う。
装画はいつもの羽住都さん。
精緻な装飾文字と精巧な写本が鍵となるこの作品に、こんなに合う装画・装画家もないもんだ。
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攻撃力が高い