2021.11.23 WS記録
ブログでもご案内したワークショップを23日実施しました。
参加者は事業所関係者が3名、介護福祉士でかつ日本語講師である支援者の方が1名、介護分野の日本語教育に携わっていらした方が1名と計5名の方が参加してくださいました。
今年で3回目の企画で、2回目が人が集まらず中止となったため実質2回目です。
毎回、プログラム内容や時間配分に悩みますが、4時間半に及ぶ長丁場にもかかわらず
みなさんの貴重なお時間を頂戴し実施することができました。
今回のワークショップで印象的だったこと
それはコミュニケーションの期待と不安は紙一重であると言うことです。
ワークの中で「受け入れ/支援にあたり、不安に思うこと・期待すること」を挙げてもらいました。
その中で、どんな方か会ったことないし、わからないから不安という思いと、どんな人が来るのかな、知りたい!わくわく!という思いが同時に沸き起こっている現状で
相手を知ることで安心感を覚えるのだという、あたりまえ!という方もいらっしゃるでしょうが、そこへのサポートをしていく必要性をはっきり認識しました。
知らないから、怖いー。人間の本性ではないだろうかと。
だったら、知る機会を作る。ただ、それだけなのかなと。
さらに「外国人とのコミュニケーションにおけるポジティブな体験・ネガティブな体験」についても挙げてもらいました。
その中で、「相手が外国の方であると怯んでしまう」という意見が。
心から、共感してしまいました。
というのも、私は現在留学生向けプログラムで、英語を媒介語に日本語を教えますが、スピーキングは苦手です。「正しく話さないと伝わらない」という意識が強く働くと、口から出てこなくなったのです。
こんなにマインドも大切に、と訴えている自分自身も、時折、「相手にとどけるんだ」というマインドを、見過ごしてしまっていることに気づきました。
だからこそ、「相手に届けるんだ」というそのマインド・姿勢が言語・非言語表現へ変わっていくことを自分自身再確認しました。
このコミュニケーションを振り返るワークは1時間ちょっとのものでしたが
普段の生活の中で、時間をとって振り返る機会というのは少ないかなと思います
私自身も、定期的に振り返ることで、マインドを再認識しブレずに進んでいけるのだなぁと感じる時間でした。
また、ポジティブ・ネガティブ体験時におけるその時の気持ちを聞くと「外国の方も日本語を話す時そう思っているかもね」という他者理解にもつながったと感じます。
そしてうれしかったこと。
ワークショップに参加してくださった方が「職場でやってみたい」とActionを起こしていこうという気持ちを持てたとのこと
外国人財支援の位置づけでワークショップは展開していきますが
実は、日本人スタッフへのコミュニケーション支援にもつながるのです。
その場に関わる方みんなが笑顔でいられること・生き生きと働けること
シンプルだし、当たり前に感じるんだけど
行動が必要なことー
行動の輪が広がるべく、わたしも続けていこうと思います。
何より、そういう人と共にワークをし、考えられたこの時間が嬉しい1日でした。