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「その分野の専門性があること」と「自分で仕事を作れる」ことは、全く別の問題だ。
その分野の専門性があることと
自分で仕事を作っていくことは
全く別の能力だなぁ。
専門スキルが高くても、お客様のニーズを掴めるかは全く別問題。
私が独立して自分で仕事を作ろうと思った時に、躓いたのもここだった。
仕事とは、相手が今求めていることを、どれだけできたか、である。
広告でも事務でも営業でもなんでも同じだと思うけど、
結局相手が求めていることがどれだけできたかが仕事なわけで、
まったくズレたことに対してお金を払うのは厳しいなぁと思ったりする。
たとえば、私が外注でライターさんに仕事を発注したとして。
キャッチコピー10本書くのに、00時間かかりました! と言ってコピーが送られてくる。
わたし:(え、何そのコピー。仕事としてクライアントに出せない)
「お伝えしていたのは、こういう意図なんですけど・・・」
相手「追加でコピー考えるのは、まるまる円です!」
こういうことは、よくある。
頼む人を変えるしかない。
こちらの伝え方にも工夫の余地はあるから改善しなきゃだが、こういうケースで、工数で言われると違うんだよなぁ。
相手が今求めていることを掴む力、って、どの仕事にも重要だよなぁ。と言うかそこが全てな気がする。
私もまだまだ修行中だけど。
相手のニーズを掴む、ができる人、できない人。
人の気持ちなんて、わかった、と思った時点でなんかズレている。人間関係でも、ビジネスでも。
私はお客様のニーズを完璧に掴んでます、とか思ったらもう終わりだと思う。
人の気持ちなんてわからない。
自分の気持ちだってわからないぐらいなんだから。
今日思っていることと昨日言ったことは違う。
だからこそ、「完全にわかることなんてできない相手の気持ち」を「わかろうとする姿勢」が大事なんだと思う。
これをやればお客様のニーズがつかめます!みたいな、一発解決法はないし、(お金を払ってリサーチしても掴めるのはほんの一端)
わからない、わからないからこそ、わかろうとする。
その過程をいかに楽しめるかが全てなんじゃないかなぁ。
人は簡単にわからないし、自分のことだって、誰かに簡単にわかった顔して欲しくない。
「あなたのことを考えています」みたいな商品は嫌だもん。
「40代の働くママはこういうのが好きでしょ?」みたいなの絶対手を出したくない。
働くママの気持ちに寄り添いました、とか遠いところから言われても、それじゃない感しか感じない。
自分ができることを商品・サービス化しても売れない
講座やセミナーをしていると、よく言われるのが「今まで自分がやってきたこと、取った資格、できることを仕事にしたい」。
そう思って、できることを並べただけの商品、
とった資格をそのまま使っただけのサービス、
自分がやりたいこと・できることをただ陳列しただけの商品やサービスは売れない。
私ができることはこれです。私がやりたいのはこれです。買ってください。
といわれても、欲しくはならない。必要性がわからない。
自分で仕事を作っていく、ということは、「自分ができること・やりたいことを並べる」ことではない。そこに「相手」がいないと、仕事にならない。
自分から発想しているだけだから、価格で比較されたり、スペックで他社と比べられたりする。だから買い叩かれたり、こんなお客様嫌だ、となったりする。
そこに「相手」がいないから。
自分だけの仕事をつくるには、「やりたいこと」「できること」を並べるのではなく、
「誰のために」という視点が必要になってくる。
どんな仕事にだって「相手」がいるのだ。当たり前だけど。
自分の能力やスキルが、正当に評価されていない気がする。
と感じる人は、「自分が」「自分が」という発想になっていないか。
そこに「相手」はいるか。
見直してみてもいいと思う。
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