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初めての一人旅 in 北海道 ⑤
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朝の身支度はどうしてこんなにも時間がかかるのだろう。
大幅に見積もっていても出発前になって慌てるのが常。
そのせいで、北海道民が愛する「ちくわパン」を販売する「どんぐり」というパン屋さんに行くのは諦めた。やむなし。
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ということで、最初に向かった先は、
羊ヶ丘展望台。
ジンギスカンを食べてから妙に羊に会いたくなった。そして、北海道の自然や動物をこの目で見ておきたかった。
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羊さんのお家に行くと、毛を伸ばしに伸ばしたもふもふな羊さんたちがいた。
どうだい?自分の毛に包まれてあったかいか?
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小さい子供たちがお父さんやお母さんと作っていた雪だるまたち。
色んな格好や顔、形をした雪だるまにほっこり。
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一通り見物して、また25分くらい歩き、
次は「ジェラテリアジェラボ」というジェラート屋さんへ。
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やっぱり私は今回の旅行で、
体ぬくぬくで食べるアイスにハマったようだ。
でもこれは北海道だからできること。
体の温め方が甘い東京や実家ではたぶん無理。
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練って練って練り上げられたジェラートはとても伸びがよく、どれも濃厚で、歩き疲れた体もぐんっと回復した。
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そして、また次の目的地まで歩いた。
20分くらい。
九州で育った私にとって、側面を雪で覆われた歩道を歩くのは、真っ白な異世界に続く迷路を歩いているみたいで、本当に楽しかった。
何度も写真を撮りたくなるから、冬の北海道を歩くときは(冬に限らないと思うけれど)、予定時間+15分くらい見積もった方がいいと学んだ。
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ようやく目的地である「八紘学園農産物直売所」に到着。
前日の夜、ジェラート屋さんの周辺で何かないか探していたときに発見。
「北海道、農産物もおいしいんだった!」と思い出して、ここに行こうと決めた。
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が、しかし、まさかの定休日、、。
せっかく歩いたのに、、。
北海道の農産物食べたかった、、。
記念に写真だけ撮り、帰ろうとして後ろを振り向いたその時、
2匹の犬を連れて歩く國村隼似のおじいさんと目が合った。
雪の中にいる犬たちも、おじいさんが犬を散歩している光景も、なんだか微笑ましくて、
「かわいい、、」とつい心の声が漏れてしまい、「写真撮ってもいいですか?」と勝手に口が動いた。
おじいさんも嬉しそうに、
「いいよ。こっち(茶色の柴犬)は触ってもいいよ」と言ってくれた。
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黒い犬は、キャピキャピしていて、いかにも「写真撮って」と言わんばかり。
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茶色の方を触ってみると、今まで出会った柴犬の中で一番ふわふわしていて、羽毛布団だった。
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「え、本当にふわふわです、、気持ち良すぎます、、」
と言ったら、
「毎日シャンプーしてるの」
とおじいさん。
(おじいさーーん!!最高に愛に溢れてるよー!!)
わ〜〜よかったね〜〜柴犬(名前知らない)。
國村隼似の飼い主に育てられて、
毎日シャンプーしてもらえて、
こんなに美しい毛並みをキープしておける君は、
最高に幸せ者だよ〜。
だからさ、幸せ者なら幸せ者なりにもっと笑いな??
(まあ、なかなか簡単には笑ってくれないのも、また推しポイント)
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直売所が休みで、北海道のおいしい農作物を食べることも買うこともできなかったけれど、
楽しい雪道を歩いて、美しい景色と出会えて、柴犬とおじいさんの愛に触れられて、
もう私はそれだけで大満足だ〜!
ただひたすら歩いてお散歩しただけになったけれど、それもそれでいい旅だ。
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直売所からは地下鉄で札幌駅に戻り、
次は、今回の旅の大イベントの1つ、
「六花亭喫茶室」へ。
(#2へ)
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